「楽になりたい…」バレンタインに告白して玉砕した人が多数
2016/02/07 07:00
バレンタインを1週間後に控え、国生さゆりの『バレンタイン・キッス』にいい加減聞き飽きてきた人も出始めているだろう今日この頃。
今年のバレンタインは日曜日のため、金曜日にフライングする人もいることだろう。クリスマス、卒業式に並ぶ大告白イベントであるバレンタインであるが、残念ながら「バレンタイン当日にフラれる」というビターな経験をした人もいるらしい。
■ビターな気持ちを味わったのは3.7%?
しらべぇが全国20代~60代の男女1654人に調査を行ったところ、「バレンタインに失恋した経験」があったのは61人。割合にして3.7%という結果であった。
バレンタインデー当日に告白するという行動は、やはりなかなかハードルが高かった様子。該当者に「実際にどんなフラれ方をした?」と聞いてみると…
「中学生の時に先輩に告白して、フラれました」(20代女性)
「両思いでしたが、告白したらなぜかフラれた。それ以降、両想いでも告白できなくなった」(30代男性)
「チョコを渡すのを断られた。せめて受け取ってほしかった」(30代女性)
「チョコをあげたが『諸般の事情により辞退します』と言われた。俺は御社か」(40代男性)
「当時付き合っていた彼にバレンタインデーに夜景デートをして、帰りに送ってもらい、家の前で別れ話をされました。なぜその日に」(40代女性)
失恋の仕方は人それぞれであったが、いずれも心に深く爪痕を残したようだ。
■珠玉の小話2選
さらにしらべぇ取材班は詳しいエピソードを入手することに成功。そのほろ苦さをかみしめてほしい。
①授業開始前に告白し、玉砕したまま授業へ…(26歳・女性)
「高校1年生の頃、片想いしていたクラスメイトに告白を決意。授業の早朝に渡すか、授業が終わった放課後に呼び出して渡すか悩んだ結果、『はやく楽になりたい』気持ちから早朝に渡すことに。
教室にやって来た彼を階段の踊り場まで呼び出し、チョコを渡して告白。しかし、『ごめん、俺好きな子いるんだ』と断られました。
その結果、傷心モードで授業を受けることに。当然、なにも頭に入ってきません。挙句の果てには担任に『体調悪いのか?』って聞かれて早退することに…。その頃は完全にクラスメイトから腫れもの扱いでしたが今となってはいい笑い話。同窓会の鉄板ネタですね」
②駅のホームで告白、しかしフラれて…(25歳女性・京都府)
「小学生の頃、学習塾で出会った男の子に片想いしていました。でも、バレンタインの時期はちょうど彼が受験だったため、告白できず…せっかく買ったチョコはムダに。
しかし、4月にまさかの再会が。私の最寄り駅が偶然、彼の通う学校の乗り換え駅だったんです。それ以降、私は毎日偶然を装って彼が降りてくる車両に乗って通うように。朝に交わす一言二言が幸せでした…。
それから1年後のバレンタインに、私は告白を試みます。じつに1年越しの告白です。しかし、彼は照れていたのか『今忙しいねん!』と言って受け取ってくれず…。周りの人たちの視線が痛すぎて、耐えられずトイレに駆け込みました。
しかし、個室が空いていなくて入れず、洗面台で泣くことに。来る人来る人に心配され、最終的には掃除のおばちゃんが連れてきた駅員さんなぐさめられちゃいました(笑)
それ以降、彼とは疎遠に。今どこで何をしているかわかりませんが、思い出すと胸の奥がうずく、いい想い出ですね」
失恋したとはいえ、自分の想いを告げられたという意味では悔いはない人が多いのかもしれない。
(取材・文/しらべえ編集部・岡本拓)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年1月20日~2015年1月24日
対象:全国20代~60代の男女1654名
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