吉永小百合に○○のお母さんも!意外な人のラジオ番組3選
2016/02/06 17:00
ラジオが面白い! 松岡茉優(文化放送)、清水富美加(ニッポン放送)、二階堂ふみ(J‐wave)ら若手女優も続々とラジオに進出。
それぞれ人気番組となっていますが、中には「この人も番組をもっていたの?」という意外な人の番組があります。小学校の時からラジオっ子な筆者が選りすぐりの3本を紹介します。
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■松木安太郎「バーンってやってドーン!」
(FM OSAKA 土曜24:00を含むJFN系 全国9局ネット)
「レッドカード3枚くらい必要だこれ!」「良いシュートだね。糸を引いてるよね」「ボールはいくら動いても疲れないからねえ~」などの数多くの名言を残し、今や何を言っても話題になる男、松木安太郎。
そんな松木さんをラジオ界が放っておくわけがありません。
松木さんの近況報告やサッカーにまつわる話では松木安太郎節が炸裂。ラジオなのにスピーカーからツバが飛んできそうな勢いです。
メインとなるゲストコーナーではお米マイスター、プロゴルファー、フードジャーナリストなど、主に松木安太郎さんが興味を持ちそうな方が登場。ここで松木さんのもう一つの顔が現れます。
松木さんはテレビのイメージではゲストが言ったことに「バーン」「ドーン」とリアクションをしそうな雰囲気ですが、実はラジオでは聞き上手で相手の話をうまく引き出します。
ゴルフが話題となった回では、ゴルフについて詳しくないリスナーを配慮してルールの説明を交えて分かりやすい内容にしていました。
いわば、松木さんはサッカー解説では視聴者のイメージにある「ちょっとやかましい松木安太郎」を演じており、ラジオでは秀逸な聞き手を演じているのです。
恐るべし松木安太郎。だてに「もう1点ほしいよね」と誰でも言えるようなことを言っているわけではないのです。
ラジオを聴けば松木安太郎のイメージがバーンと変わってドーンとハマるかもしれません。
■吉永小百合「今晩は、吉永小百合です」
(TBSラジオ 日曜22:30を含む全国13局ネット)
あの国民的司会者、タモリさんにも愛されている吉永小百合さん。その吉永さんはラジオ番組「今晩は 吉永小百合です」を担当しています。
普段ラジオを聴かない人に吉永さんがラジオで喋っているという話をすると高い確率で驚かれます。敢えて年齢は書きませんが、年齢を全く感じさせない艶のある語り口が大人気です。
メール(というよりもお手紙が主流かもしれません)は20代~80代まで老若男女から届きます。微笑ましいのは吉永さんのことを「吉永さん」と書く人と「小百合さん」と書く人がいるということ。
男性にとっては「小百合さん」と書くと恋人に宛てて手紙を書くような照れくさい気持ちになるかもしれません。
以前、「台所」というテーマで手紙を募集したところ、予想外に男性からの手紙が多かったそうです。
予想外といえば、吉永さんはあまりプライベートなことを話さないイメージがありますが、ある回の放送では「料理が苦手である年のクリスマスに牡蠣の料理をしていて、包丁を使って殻をあけようとしたら怪我をしてしまい、そのまま病院に急行。
帰ってきてから再び牡蠣の殻を開けるのに挑戦した」という話や、部屋にG(ほら、あの虫です)が出た時に、怖くて逃げ回ったという話も。
手紙は実に丁寧な読み方で紹介します。全ての内容に対してお返事を書くかのようにじっくりと話すので、聴いていて気持ちがほっこりします。
昨年末にはTBSで公開放送を実施しました。中には沖縄から足を運んだという熱心なファンがいらっしゃったのも頷けます。
■友近ママ~千鶴の部屋へようこそ
(愛媛・南海放送 月曜22:00)
友近ママは、あの人気芸人、友近さんのお母さんの友近千鶴さんです。千鶴さんは愛媛で開運アドバイザー、アーティストとして活躍しています。
声質や話し方は娘さんにそっくり。娘さんがゲストに登場したこともありました。
ラジオを聴いた方からも「親子で声がそっくり」とよく言われるそうです。60分の生放送ですが、出演者の中にアナウンサーがいるわけではなく、進行は友近ママが自ら行います。
ゲストはスポンサーの関係者の皆さん(1週につき3組)。このご時世にあって、番組にはなんと11社ものスポンサーがついています。
内容はリスナーから寄せられた日々の出来事や、悩み相談などさまざまなお便りを紹介し、4人でワイワイ喋りながら解決していきます。エンディングにはプレゼントコーナーもあり、愛媛の月曜の夜を友近ママが盛り上げます。
なお、「友近ママ~千鶴の部屋へようこそ」は発売中の雑誌「ケトルVo.28」(太田出版)のラジオ特集でも詳しく紹介させていただきましたので、そちらもあわせてぜひ。
取材時にはスタジオの向かい側に水谷千重子の新曲のポスターも貼ってあり、娘が母親の番組を見守っているかのようでした。
「ケトル Vol.28」(太田出版 発売中)表紙は人気ラジオ番組「松岡茉優ト文化的交流」(文化放送 火曜23:30頃「レコメン!」内で放送)でおなじみの松岡茉優さん。
20組を超えるパーソナリティのインタビューや、全国のラジオ番組を聴いて集めたコネタ90本も必見。ちなみに松岡さんも大のラジオっ子で学生時代から色々な番組のポッドキャストを聴いていたほどです。
今や「ラジコ」のエリアフリーサービスを聴けば、全国の様々なラジオ番組が聴けます。放送で流れている音楽がリアルタイムに表示されるのもラジコの魅力のひとつ。みなさんもぜひお気に入りの番組を見つけてみては?
(文/やきそばかおる)
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