【証言】マツコお墨付き!アウトな俳優・春山優のクズさとは

皆さんは、俳優の春山優(38)をご存じだろうか? 1月28日に放送されたフジテレビの深夜バラエティ『アウト×デラックス』に登場。わずか10分程度の出演時間にも関わらず、視聴者に強烈な印象を残した俳優ならぬ、怪優である。

春山優

いったいどんな人物なのか、番組で放送されなかった春山優の魅力に迫ってみよう。


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■春山優さんは「もう誰も拾ってくれない俳優」

コントユニット・シティーボーイズのきたろうから、荒川良々以来の鬼才と見染まれた春山。同グループの全国公演『そこで黄金のキッス』への参加を皮切りに、舞台俳優として数々の実績を残すも、なぜか売れない。

同番組では、「もう誰も拾ってくれない俳優」と銘打ち、大きなチャンスを遅刻癖や性格的欠陥などでことごとく逃してきたという、さまざまなクズエピソードを中心に展開していた。

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■番組で紹介されなかったクズエピソード

編集部では、春山優と関係の深い業界関係者に話を聞き、番組では紹介されなかった更なるクズエピソードを入手することができた。

①お笑いコンビ ザ・ギース 高佐一慈(35)の証言

高佐は、過去に春山と同じ小劇団に所属。現在も「春山ナイト」なるイベントを企画するなど、公私に渡り深い交友関係を持つ。

春山優
(劇団Nの方向 公演ザ・ギース:高佐一慈 同:尾関高文 真汐純壱)

「役者として芽が出なかった頃、ある有名俳優が監督をした作品に、なぜかメイキングビデオのカメラマンとして参加することがありました。機材のコードを踏んだり、大事なシーンに映り込んだり、現場での評価は初日から最悪だったようです。


そんな中、大雨の降る撮影でカメラを放置してしまい、壊したことがありました。当然、烈火のごとく怒られたのですが、そのときに放った言い訳が『カメラを雨から守る方法を教わっていない』というものでした。


専門的な方法でなくとも、精密機械がぐっしょり濡れているのですから、傘を差すくらいの配慮があっても良さそうなものです。無論、本人に反省の色はまったくありません」


これ以外に、撮影の無事を願って役者とスタッフ全員で神社を参拝した際、参拝の様子を撮影せず、神主が振る「榊」を画面いっぱいに撮り続けたという意味不明のエピソードも。

制作の裏側を伝えるメイキンビデオとしては重要なシーンと思われるが、「お祈り中、動いていたのが榊だけだった」との理由で、キャストそっちのけで榊にズームアップしてしまったそうである。春山は、反射神経のみで撮影をするタイプのようだ。

尚、当初は2か月の長期ロケに帯同する予定だったが、2週間で帰らされる羽目となった。DVD特典のメイキングビデオに2週間分の穴を開けたにも関わらず、監督の温情でスタッフロールにギリギリ載せてもらった職名が『メイキング応援』である。


②ライトノベル作家 川岸殴魚氏の証言

川岸氏は、舞台や映像の脚本家として、春山の出演作品の脚本も数多く手がけている。

春山優
(劇団ペンギンプルペイルパイルズ 公演 近藤フク 大数みほ)

「知り合いの舞台のお手伝いで春山さんと一緒になったときのことです。照明の方が明るさを調節するため、脚立に登って作業をしていました。


かなり高くて足場が不安定だったため、春山さんに脚立を支えるように指示を出したのですが、なぜか近くの壁に立て掛けてあった脚立をがっちり支えはじめたのです。誰も乗っていない、折りたたまれた脚立ですよ。照明さんから甲高い罵声が飛んだことをよく覚えています」


舞台前の準備で慌ただしくみんなが働いている中、折りたたまれた無人の脚立をがっちり支えている姿は非常にシュールだ。

さらに同氏の証言によれば、客に配布するチラシが足りなくなり、近所のコンビニでコピーするように春山に頼んだところ、数時間後に「水瓶座の占い」が書かれた紙を数百枚、刷ってきたことがあったそう。

直前に利用していた客の置き忘れた占いの本をうっかりコピーしてしまったらしいのだが、数枚で気づかないところが彼らしい。


③吉本クリエイティブエージェンシー所属、よしもと新喜劇座員の赤松新(40)からの証言

赤松は舞台や映像作品で春山との共演も多く、共演作では映画祭受賞経験もある。

(ショートショート フィルムフェスティバル & アジア入賞作品 原子力発電所 赤松新氏)
(ショートショート フィルムフェスティバル&アジア入賞作品 原子力発電所 赤松新)

「共演した映画の撮影中、風邪をひいて体調が最悪だった春山くんを見かねて、スタッフが気を利かせて風邪薬を買ってきてあげたことがありました。ところが、貰った薬を大事そうに抱えているだけで一向に飲まないのです。理由を尋ねたところ、『空腹で薬を飲むと胃が荒れるので嫌だ』と取り付く島もありません。


彼の体調が原因で、撮影スケジュールが大幅に遅れていたのに。真冬の撮影でしたが、現場の体感気温がぐっと下がったことは言うまでもありません」



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■クズでも見捨てられない不思議な魅力

最後に、今回の取材で気づいたことを一点紹介する。それは、彼のエピソードを語る際、皆が一様に楽しそうなこと。

大舞台もこなす確かな演技力と、どんなミスも苦笑いで済まされるチャーミングな人柄は、考えようによっては銀幕のスターの片鱗を感じさせなくもない。

誰も拾ってはくれないかもしれないが、完全に見捨てられることもない不思議な俳優、春山優。彼の今後に注目である。

(文/しらべぇ編集部・中山

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Sirabee編集部

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