インドネシアで話題沸騰!バリ島のロボット人間!?

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サイボーグなんてSFだけのお話だと思っていたら、バリ島にリアルサイボーグとも呼べる男性が現れ話題になっています。インドネシアのメディアがこぞって特集する、「ロボット人間」の真相とは?

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■病気がきっかけに

こちらの男性がその人、I Wayan Sumardana(イ ワヤン スマルダナ)さん、31歳です。

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*画像は「YouTube」のスクリーンショットです
実は彼の左手はほとんど動きません。

というのも約半年前に脳卒中で倒れ、生死の境目を彷徨ったスマルダナさん。なんとか一命はとり止めたものの、後遺症で左手と左指2本を動かすことができなくなってしまいました。もともと鉄を溶接する仕事を自営で請け負っていましたが、病気と後遺症が元で仕事ができなくなってしまったそう。

仕事もなく時間をもてあました彼は、不自由な左手を動かすために、なんと脳センサーで動くマシーン開発を思いつきます。もともと技術系の高校出身だったので電気の基本的な知識があり、また鉄の仕事で培った技術もあることが、マシーン開発の動機になったようです。

さらにインターネットでも機械設計の情報などを集め、ついに製作に着手します。ただ資金がないので、パソコンや自転車、バイクの部品などを、ゴミ捨て場からかき集め、なんとか材料を揃えていったそう。

たった一人で製作すること2ヶ月、5回の失敗を経て、ようやく完成にこぎつけました。

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■眉間がスイッチ

マシーンは、大きく分けて、頭に装着するセンサーベルトと左手に装着する機械、センサーから左手に動力を伝える機械の、3つの部分から構成されています。

左腕に機械を装着し、その他の部品は背中に背負うので、かなりの重さがあります。

左肘部の大量の歯車

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*画像は「YouTube」のスクリーンショットです

最後にセンサーベルトを頭に装着して、眉間に意識を集中してスイッチを入れる仕組みが斬新です。

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*画像は「YouTube」のスクリーンショットです

思い通りに動かすためには集中力が必要なので、使い始めたときは頭がひどく疲れたそう。今では、指以外はほぼ思い通りに動かすことができるようになり、溶接の仕事も再開しました。

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*画像は「YouTube」のスクリーンショットです

10キロのタイヤも、左手なら軽々持ち上げることができるので、右手ではできないことを補う役割も果たしてくれているそうです。


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■今後の改良点は?

スマルダナさんはこの機械は、まだ完全ではないと言います。背中の動力機械の軽量化と、動かない2本の指までカバーすることが、目下の課題なのだそう。確かに重そうですね。

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*画像は「YouTube」のスクリーンショットです

実は3人のお子さんもいるというスマルダナさん。仕事が丁寧だと評判も上々なので、これからも頼もしい大黒柱として一家を支えていくことでしょう。

動画はこちら

(文/しらべぇ海外支部・平理以子)

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Sirabee編集部

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