【ウルトラ星人禁制】怪獣しか入店できない居酒屋に潜入してみた
■「元祖怪獣酒場」に入るには怪獣でなくてはならない?
入り口からちょっと怪しい……。扉の前で待っていると、可愛い店員さんが声をかけてくれた。
もちろんウルトラ星人ではない。すると「チェックするがね!」と鏡の前に立たされた。
鏡に姿を写すと、全員怪獣姿に。「怪獣でよかったがね!」と言いながら、席へ案内してくれるお姉さん。だんだん「だがね」が移ってくるだがね。
■席も怪獣一色!
案内されたのは座敷席だったのだが、どこを見ても怪獣だらけ。備え付けのテレビでは、“怪獣のかっこいいシーン”のみを集めた映像が流れている。
ふと見ると、箸置きは這いつくばるウルトラ星人。箸を置くと勝利した気分になれる。やったがね、ウルトラ星人に勝ったがね!
メニューももちろん怪獣一色。ジャミラピザに、海底原人ラゴンのお造り、そして一押しが、店長であるカネゴンをかたどった「カネゴン店長の元気が出るポテトフライ」。
これを食べるためには、「1がね2がね、3」「カネゴーン!」の掛け声が必要だ。大きな声でないと、店長がすねて口を開いてくれない。
思い切りやったら、お姉さんに「今日一番だがね……」と若干引かれたがね…なぜだがね。
どのメニューもクオリティが高く、またボリュームがあって普通に居酒屋としてもかなり高いレベルだった。さすがカネゴン店長、おカネのためなら妥協しない。
たまたま「ヤメタランス」が来ていたのだが、激クサ口臭どころか、足元を気にする・肩を抱くなど紳士的な対応をしてくれた。
怪獣が好きな人には天国なこの居酒屋。神奈川県川崎市にもバルタン星人が店長を務める「帰ってきた怪獣酒場」があるので、関東圏の方はこちらに足を運んでみてもよさそうだ。
(取材・文/しらべぇ編集部・たつき あつこ)
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