【実録】自称「完璧主義」なモラハラ人間に潰されかけた話

©iStock.com/KatarzynaBialasiewicz
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先日、しらべぇでは職場での「モラハラ」の過激な実態をお伝えした。

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上記記事では「モラハラ人間」への対処法をお伝えしたが、被害者によると、モラハラ人間は「厳しい上司・先輩のフリをする」ことが多い。

しかも自称「完璧主義者」という名目で批判してくるため、モラハラか指導なのか、見極めが難しいらしい。


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■モラハラ人間は身近にいる

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アンケートサイト「マインドソナー」によると、「自称完璧主義なモラハラ人間に会ったことがある」と回答したのはおよそ5人に1人。遭遇率は、想像以上に高い気がするが、どうだろう…?

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■実録「こんな風に追いつめられました」

しらべぇ取材班は「自称完璧主義なモラハラ上司の下で働いていた」と語るR氏(28歳)と接触に成功。どんな風に追いつめられたのか、話を聞かせてもらった。

①指摘がとにかく細かい

「完璧主義と自ら言うだけあって、指摘がとにかく細かいんですよ。実際に言われたことを箇条書きすると…


・取引先とのメールは『お願い致します』じゃなく
『お願い申し上げます』と書く
・メールの件名に『。』をつけたらアウト
・みんなが見るチャットでの誤字はアウト
・書類をホッチキスでとめる際は必ず左上
・でも書類によっては右上
・『了解です』は絶対NG
・『承知しました』『左様ですか』で会話
・見てほしい書類は2日前の12時までに提出
・でも、上司が忙しい時はそれを汲みとって前もって提出(どれくらい前かは察する
・要件から先に言わないと『時間がムダ!』と言ってやり直し(でも説教は長め
・『4点お伝えしたくて…』と必ずロジカルに話す
・ストレスでお腹が痛くなり、トイレに何度も行っていると『さぼってんじゃないの?』と言われ回数を制限


などがあります。実際、指導としては正しい部分もありますが、毎回10分も説教するほどのことでしょうか?」


②そのくせ間違うまで教えない

「しかし、正解は教えてくれません。『なんでまず自分で考えてみないの?』って言うからそうするようにしたら、今度は「どうして先に聞かないの? 時間がムダでしょ!」と言ってくる。いわゆるダブルバインドですね。


(ダブルバインド=ふたつの矛盾した命令を受け取った者が、その矛盾を指摘することができず、 しかも応答しなければならないような状態のこと)」


③プライベートにも介入してくる

「挙句の果てには『私は土日も出てるんだよ!?』って言って休日出社させようとしてきました。家にいても仕事の連絡がバンバンLINEに来るし、もちろん説教も…心休まる瞬間がないです。


LINEを開くと上司の名前が一番上にあるのが嫌で、見ると気持ち悪くなるので友だちにテキトーにLINEして下のほうに追いやってました。今思うと、明らかに病んでますよね」


④最後は「あなたのため」という免罪符

「しかし、『あなたのことを思って言ってる』『怒られるうちが華』『私だってこんなことで怒りたくない』と言ってくるので、身動きが取れなくなるんです…ほんと、ズルいですよね」


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■「完璧主義=自分の思い通りに動け」

どうやら、R氏の上司は「自分の思い通りに部下が動かないと気が済まない」人であったようだ。実際、他の部下がミスをした時に「なんで足を引っ張るんだよ!」と怒鳴り叫んだこともあったそう。

「完璧主義」を名乗る上司には注意したい。

(取材・文/しらべえ編集部・岡本拓

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Sirabee編集部

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