徳島県郷土料理グルグル「でこまわし」は食うまでが楽しいぞ!

徳島県の山奥「祖谷(いや)地方」に代々続く郷土料理でこまわしをご存知でしょうか? 人形浄瑠璃に似ていることから「でこ(人形)」と名づけらた里芋の味噌田楽のことです。串焼きにしてくるくる回しながら焼くため、できあがりまで待っていると身体も温まります。

でこまわしが食べられる場所は、祖谷の秘境の地にあります。JR土讃線の大歩危(おおぼけ)駅から車で約20分。

でこまわし5

かずら橋9

祖谷のかずら橋近くに「でこまわし」を提供しているお店・やま里があります。


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◆やま里

(かずら橋より徒歩すぐ)

でこまわし4

でこまわし1

こちらがそのでこまわし。でこをくるくる回しながら焼いていきます。棒についているのは、じゃがいも・そばだんご・豆腐・こんにゃくの4種類。

でこまわし2

どれも片手で持てるので、ぶらっと歩けます。味噌の焼き色が鮮やかでつやつや。浄瑠璃人形を思わせる形ですね。

でこまわし3

こちらがでこまわし(1本300円)。みその焦げ目がぱりっとしていて、中身はほっこり。土の香り・山の風味を体感できます。

8でこまわし

こぶし大のじゃがいも。祖谷が生んだ宝物と言ってよいのではないでしょうか。焼いた豆腐はととろりとしてウマイ!

でこまわし6

こちらは一緒に焼かれている鮎焼き。夏がシーズンのため、冬の時期は冷凍ものになりますが、それでも苦味と白身の繊細さを兼ね備えた鮎は魅力があります。

でこまわし9

焼きたての安納芋は芋本来の甘さと濃厚さが存分に味わえます。徳島の自然が生み出した贅沢な逸品、ぜひ食べてみてくだださい。

(文/しらべぇ編集部・松岡佑季

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Sirabee編集部

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