「先生」と呼ばれる職業や立場の人ってどれくらいいるの?
2015/12/10 17:00
©iStock.com/sunabesyou
田村正和主演の刑事ドラマ『古畑任三郎』といえば、最大の見どころは犯人と古畑のコメディタッチでありながらも緊迫感のあるやり取りです。
だんだんと事件の核心に迫っていく古畑と、そんな古畑を徐々に畏怖するようになる犯人…。ですが、古畑はどんな犯人に対しても常にへりくだった姿勢を見せています。その証が、古畑が多くの犯人に対して使う「先生」という呼称。
同シリーズを見ていると、世の中には「先生」と呼ばれる職業が実はたくさんあることがわかります。
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◆「先生」と呼ばれる職業や立場についている?
そこで、20代から60代の男女計1371名を対象に、上記のようなアンケートを実施してみました。はたして、世の中の“先生率”はどれくらいなのでしょうか?
このように、「先生」と呼ばれる職業・立場についている人は約1割であることが判明しました。
男女別にみると、男性では13.3%、女性では11.6%が「先生と呼ばれる職業や立場についている」と回答しており、大きな男女差は見られません。
また年代別に見ても……
このような数字になっており、年代別でもあまり差は表れていません。「先生」と聞くとどうしても年配の人を想像してしまいがちですが、世の中には“若い先生”も同じくらいいるようですね。
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では、どんな職業や立場の人たちが「先生」と呼ばれているのでしょうか?
まず、当然最もたくさん聞かれたのは、学校の先生。幼稚園・小学校・中学・高校だけでなく、専門学校やパソコンスクール、着付け教室で教えているという人もいました。「〇〇スクール」や「〇〇教室」は世の中に数多ありますから、その数以上に“先生”は存在するもの。
これに家庭教師や塾講師なども加えて考えれば、全体の1割という数字や20代と50代で同じ割合なことも納得できそうですね。
そして、「保育士」という回答も多く見られました。ただし、保育士のみなさんからは「いまだに先生と呼ばれるのが慣れない」(20代女性)、「先生なんてガラじゃない」(20代女性)という声が複数寄せられており、若くして“先生”と呼ばれることに戸惑いもあるようです。
なお、年収別の結果を見ると、「先生と呼ばれる職業や立場についている」と回答した人が最も多かったのは、年収1000万円以上の人たち。その割合は21.6%でした。“先生”はたくさん稼いでいるようですね。
(文/しらべぇ編集部)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年11月20日~2015年11月24日
対象:全国の成人男女計1381名
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