【いやだわ〜】ドラマで使われる女性言葉を話す人っているの?
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テレビドラマに登場する女性の会話を聞いていると、「〜だわ」や「〜なのよ」と語尾に付けて話していのをしばしば耳にする。これは年配層だけでなく、若い女性でも使っている場合が少なくない。
しかし実際に周りを確認すると、そんな上品な言葉遣いをしている女性は少ないと感じる人ている人も多いのではないか?
語尾に「~だわ」、「~なのよ」を付けて話す女性は、実在するのだろうか?
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■「〜だわ」、「〜なのよ」はもはや絶滅危惧種に
以下のアンケート調査結果を見てほしい。語尾に「~だわ」、「~なのよ」を付けて話す女性が身近にいると答えた人は、全体で1割程度。ドラマでは頻繁に使われている割には、実際にはほとんどいないのが現状だ。
■年をとっているからって「〜だわ」、「〜なのよ」は使わない!?
同じ質問を、年代別で見てみよう。
年代別でも高齢になれば増えるわけでもなく、どの年代でも少ない割合である。
「~だわ」や「~なのよ」はもはや、ドラマの中でしか使われない言葉になっていると言ってもいいほどだ。
■お金持ち周辺でも「〜だわ」、「〜なのよ」は使わない!?
また個人収入別での調査では、どの層も2割以下の割合に。
「~だわ」や「~なのよ」を語尾に付けると上品に聞こえるのでお金持ちのイメージもあるが、とくに収入がある人たちの周辺で使われている言葉でもない。
■男女間で言葉遣いの差はない時代
女性と男性で話す言葉には、かつてに比べてそれほど差を感じられなくなっている。女性が「〜だろ」や「〜じゃねえかよ」を語尾につけて話していても、違和感を持たなくなった人も少なくないだろう。それにもかかわらずドラマでは、高校生役の女性が「~だわ」や「~なのよ」を語尾に付けて話しているのは違和感がある。
時代に合わせて、ドラマの話言葉も変化をさせてもよいのかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年11月20日~2015年11月24日
対象:全国20代男女114名
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