30代男性に聞いた、高校時代の“腰パン”あるある集 先生との攻防の日々…

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©iStock.com/Aestusx

パンツ(ズボン)をお尻の付近までずり下げて履くことを「腰パン」といいます。“尻パン”ではなく、腰パン。

現在でも高校生など若い人たちのあいだで腰パンをする人はいますが、最も腰パンが隆盛したのは90年代から2000年代前半頃でしょう。ダボダボのズボンを履く、いわゆる“B-BOY”ファッションが日本で浸透したこの時期は、私服から制服まで、多くの若い男性が腰パンをしたものです。

そこで、現在30代の“腰パン経験者”20名に、その思い出や“あるある”について語ってもらいました


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◆「ズボンの裾がすぐダメになる」

“あるある”として最も多く聞かれたのが、これです。

「制服の場合、靴は底の浅いローファーを履いてるから、ちょっと腰パンするだけで裾がかかとと一緒に地面についちゃう。新品のズボンでもすぐに裾がダメになってました」(32歳、Aさん)


「裾を地面につけたまま歩くなんて、いま考えたらあんな汚いことはない。でも、ズボンの裾が地面に擦れて破けてるのが当時の常識だったんだから、不思議です」(31歳、Kさん)


このほかに複数聞かれたのが、

「新品の制服ズボンを買う場合はサイズぴったりのを買わないと親に怒られるから、先輩とか卒業生から“おさがり”がもらえるのが嬉しかった。おさがりなら、腰パンするのになんのためらいもない」(30歳、Uさん)


という「おさがりが嬉しかった」という声や、「ベルトに腰パン用の穴を開けてた」「ジーパンを買うときは2サイズくらい上のサイズで言ってた」といった体験談です。

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◆腰パンをやめるタイミングは?

ほとんどの人は、「大学生や20代前半のあいだにいつの間にかやめてた」と答えていました。これといったきっかけはないものの、だんだんと腰パンが“ありえない”ファッションになってくるそうです。

そこで思い出されるのが、先生との攻防、なのだそう。

「高校のとき、先生に『大人になれば腰パンなんかかっこ悪くなるんだぞ』ってよく注意されて、実際その通りだったけど、それが高校生に通じるわけがない。高校生だった“現在”はそれがかっこよかったんだから。でも、いま腰パンしてる若い人を見ると同じことを思うから、自分も歳とったなと思う」(32歳、Sさん)


「当時40代か50代だった担任の先生によく、『いまの女子高生は腰パンが嫌いだっていう話を聞いたぞ。お前、腰パンしてるとモテないぞ』って注意されたけど、自分はそれに『僕が遊んでる女子高生のみんなは腰パンが好きです。先生の娘さんみたいな女子高生には興味ないです』って返してた。クソガキすぎるけど、当時は腰パンじゃなきゃありえなかったのが事実」(30歳、Iさん)


なんとか腰パンをやめさせようとする先生たちの苦心がうかがえます。高校を卒業して数年経ったら自然とやめるようになるわけですが、高校時代にはやはり聞く耳はもてないようですね…。

(文/しらべぇ編集部

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Sirabee編集部

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