「おもろいことやれってなんやねん！」過激化する大阪人ハラスメントに悲鳴が噴出！

2015/11/20 12:00

道頓堀

©iStock.com/ Sean Pavone

テレビをつければ日夜、「大阪府出身」の芸人たちが活躍している。「面白い」と合コンなどでもモテる印象のある大阪人だが、当の本人たちは自分たちをどのように評価しているのだろうか？

■自分のことを「おもろい」と思っている大阪人は34％のみ！

しらべえ

しらべぇ編集部が全国141人の大阪府出身者に「自分のことを面白いと思いますか」とアンケート調査を行ったところ、「自分のことを面白い」と回答したのは全体の3分の1にとどまった。

一方、「自分のことを面白くない」と考えている人も3割にのぼる結果となり、「面白い」と答えた人とほとんど変わらない結果となった。

笑いの王国出身だけに、自分たちへの評価も厳しいのだろうか。

大阪人

男女別では注目すべきデータが見られた。それは自分のことを「どちらでもない」、つまり「普通」と答えた人の割合だ。女性が28.4％だったのに対し、男性が43.3％という高い数値を示したのだ。

「自分はおもろくもないし、おもんなくもない」という彼らの回答は、ある意味一番面白くないとも言えるが、実際、大阪の男性たちは自分の「笑いのセンス」にあまり自信が持てていないようだ。

しかし、そんな「面白くない大阪人」にも言い分はあるようだ。なんでも、大阪出身というだけで「面白いはず」とレッテルを貼られ、様々なプレッシャーを与えられる「大阪人ハラスメント」なるものが存在し、悩まされているらしいのだ。

「会社の先輩との飲み会の時、場が沈むと『おい大阪人、なんか面白いことやれ！』って言われます。そんな雑なフリで盛り上げられるのはプロの芸人さんだけ」（20代男性・IT企業勤務）

「関西弁で喋るだけで『面白い』と言われる。最初は『こんなんで笑ってくれるなんてラッキー』って思ってたけど、仲良くなると『あんまり喋らないんだね』って。シャイな大阪人もおるわ」（30代男性・市役所勤務）

「上京したばかりのころ、いきなり銃で『バーン』と撃たれる真似をされて、きょとんとしてたら『なんで撃たれたフリしないの！？ケンミンSHOWと違う！』って。そら、テレビに映ったらやるやろ」（20代女性・製薬会社勤務）

「飴ちゃんを求めないでください」（20代男性・ライター）

なにかと注目されやすい大阪人。しかし、世間とのギャップに違和感を感じている人も、少なからずいるようだ。

（取材・文／しらべえ編集部・岡本拓）

【調査概要】
方法：インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間：2015年10月23日～2015年10月26日
対象：全国20代～60代の大阪府出身者141名