「コスパ最悪!」という声も…意外と高くて量が少ないアメリカの学食事情4選
2015/11/08 15:00
©iStock.com/monkeybusinessimages
近年、日本の大学の学食の充実化が目覚ましい。少子化による生徒数確保が難しくなっているせいか、外食企業をキャンパス内に誘致するなど、さまざまな試みが行われているのだ。
https://twitter.com/mika11192/status/635280419462582272
高級路線だけではない。一部の大学では100円で朝食を提供する試みが始まり、大きな反響を呼んだことは記憶に新しい。
おはようございます。
先週まで教育実習で5時出発だったのが、少し遅くなりました。家だとぐだぐだするので、思い切って朝から大学に。
100円朝食が結構豪華です。ごちそうさまでした。 pic.twitter.com/vljkgGUTvM— 立花(五十嵐)顕二 (@iakitsugu) October 27, 2015
さて、一方でアメリカの大学の学食と聞いて、みなさんは何を思い浮かべるだろうか。ハンバーガーなどのファストフード? 量がとんでもなく多い食事?
いや、端的に言うと「量が少なくて、値段が高い」である。つまり、コストパフォーマンスが悪いのだ。では実際にアメリカの大学に通う学生はどのようなものを食べているのか見てみよう。
画像をもっと見る
①ピクルスをかじる? アメリカの王道ハンバーガー
アメリカといえばハンバーガー。どこの大学にもある王道メニューのひとつだ。
筆者が通う大学のハンバーガーは千切りのレタスに輪切りの玉ねぎとトマトが挟まれている。
ピクルスは輪切りではなく縦に切られ、ハンバーガーを食べながらかじるスタイルだ。
写真はコンボと言ってポテトとジュースが付いてくるもの。値段は8ドル(約900円)。サイズは違うが、値段だけで言うと日本のハンバーガーの2倍以上の値段だ。
これをチーズバーガーにしたいときは、追加で1ドルほど払うことになる。
②日本の寿司とは違う、お漬物付きのSushi
最近はSushiといえばアメリカのファストフードの「市民権」を着々と獲得してきているほどの人気ぶり。ヘルシーだと言われているが、ギュッギュッと押しながら巻くため、実はカロリーは意外と高い。
ちなみに日本の寿司とはまた違う種類の食べ物だと思うほど、挟まれている食材も違うことが多い。このカリフォルニアロールは$6(約700円)。
③自分で好きな野菜を組み合わせるサラダ
アメリカでは、自分の好きな野菜を組み合わせてお気に入りのサラダを作ることができるサラダバーが主流。街中にもそのようなお店があれば、大学の学食にもサラダバーコーナーがあるところはたくさんある。
ベースとなる野菜を選び、肉の種類(様々な焼き方をされたチキンやビーフ)を選ぶ。肉の種類によって値段が大きく変わるの注意が必要である。次にトッピング野菜で好きなものを2~3種類選び、ドレッシングを選んで完成。
選んだ肉や野菜に値段は左右されてしまうが、だいたい6~8ドル(約700~900円)ほど。サラダだけでは腹持ちは良くないので、プラスで何かを買うことが多い。
④唯一のコストパフォーマンスの良さを発揮するピザ
アメリカの大学の学食の中でも、学生に良心的なものといえばピザだ。ピザといえばハンバーガーに次ぐファストフードの黄金格。4~5つくらいの種類から選び、安くて、大きくて、お腹も満たされる。
こちらのピザで$4(約500円)。栄養面を考えれば話は別だが、その安さについつい手を伸ばしてしまう人も多い。
■人種のサラダボウルなアメリカ、食堂も同じ
アメリカの大学と言っても、地域によって学食のメニューは大きく異なる。その大学の人種の比に影響されることも多いからだ。アジア系の学生が多いところではSushiがあったり、中にはカレーライスがあったりする大学も。
中華料理のテイクアウトが充実している大学もあれば、「インターナショナルフード」といって、アメリカナイズされた様々な国の料理が提供される、面白い企画があることも。
さまざまなカラーを感じることのできる楽しさはアメリカならではかもしれない。
(取材・文/しらべぇ編集部・yuki abe)
・合わせて読みたい→プロレスラーと元アイドルが絶品寿司で大食い競争!衝撃の◯個完食!