「吉野家」に激似の牛丼屋をバンコクで発見!その名も「牛野家」

「うまい、早い、安い」を謳い、国民的ファストフードの立ち位置さえ確保したかに見える牛丼チェーン店。その中でも代表的チェーン店の1つが「吉野家」だ。

日本国内に1184店舗を持つ(YOSHINOYA HOLDINGS 公表店舗数より)同グループは海外にも進出。北京の213店舗を筆頭に642店舗を展開し、いまや“世界のファストフード”になりつつある。

筆者が住むタイにも18店舗あり、タイ人にも浸透している。

牛丼


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本家「吉野家」から苦情?

BTSサラデーン駅を降り100メートルほど歩いたタニヤ通りに牛丼屋がある。オレンジ色の外観、そしてロゴなど一見すると「吉野家」かと思ってしまうのだが、よ〜く見ると何かが違う。何かが違う、ではなく店名が異なっているのだ。
ここは「牛野家(ぎゅうのや)」。

牛丼

「吉野家」と同じく牛丼をウリにした店舗である。イメージカラーといい、ロゴといい、かなり酷似しているように見えるのだが、本家「吉野家」からクレームは来ないのだろうか。

「一度、『吉野家』から弁護士を通じロゴや色を変えてもらえないか、という話は来ました」

インタビューに答えてくれたのは、「牛野家」のオーナー増田氏。バンコクで飲食店を何店舗も経営する実業家だ。「吉野家」からの苦情によりロゴは若干変えたものの、オレンジ色を使用することに何ら問題はないと判断。現在の外観で納得してもらったようだ。

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「牛野家」と「吉野家」を食べ比べ!

さてお味の方はどうなのか。「吉野家」と「牛野家」を食べ比べてみた。
まずは「牛野家」。

牛丼

こちらのサイズは並盛りで150バーツ(約450円)。大盛りだと190バーツだ。日本で見るものとまったく遜色がない牛丼である。

味もしかりで牛肉は柔らかく、サブメニューの豚汁も旨い。店舗の中にはタイ人も多く、界わいで働く日本人の多くも利用している。

続いては「吉野家」。
ユナイテッドセンタービルディングの地下に構える店舗へ来店した。サイズはR 、L、XL、の3種。私はレギュラーであるRを注文した。

本家の牛丼登場!

牛丼

だが、レギュラーサイズだというのに「牛野家」の並盛りに比べ一回り小さい。小盛りといったところだろうか。メニューを改めてみたところ、最下部に小さくこのような文言が記載されているのを発見した。

牛丼

日本で販売させて頂いております商品よりも量目が少なくなっておりますこと、あらかじめご了承ください。
※ R=小盛、L=並盛、XL=大盛、が目安となります。

サイズのことはともかく味である。牛肉と白飯をかき込んだ。味は日本で食べる「吉野家」が再現されていて申し分なし。しかし牛肉が固い…。「牛野家」で食べた牛肉のほうが明らかに柔らかいのだ。


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「牛野家」の勢力が拡大していくか!?

筆者個人としては、牛丼のレベルは「牛野家」に軍配を上げたい。「牛野家」も「吉野家」も牛丼以外のメニューも揃えているので、そちらの味での優劣はそれぞれにあるだろう。

牛丼

「牛野家」のメニュー

牛丼

「吉野家」のメニュー

「牛野家」はバンコク以外にシーラチャーという地区にも1店舗ある。さらに、バンコクのスリウォン通りには「牛野家Prime」なる垂れ幕が!

「ここは牛丼屋ではなく、居酒屋にしようと思っているんです」

さきほどの増田氏が教えてくれた。「牛野家」グループ、これから本家を席巻していくか!?

牛丼

 (取材・文/しらべぇ海外支部・西尾康晴)

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Sirabee編集部

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