週末63時間の東南アジアリゾート弾丸旅行!限界まで現地滞在できるのは?
@istock.com/tanawatpontchour
都心から近い羽田空港の国際化で、海外への距離は一気に縮まった気がします。そこで東南アジアのリゾート各地を対象に、金曜の夕方にオフィスを出発し、月曜の会社に間に合うように帰って来る弾丸旅行を計画。
リゾート各地に限界まで滞在できる時間を比較してみることにしました。
画像をもっと見る
■63時間をいかに優雅に楽しむか
本記事では、9月のある日、東京の赤坂見附駅を金曜の18時30分に出発し、月曜9時30分に同じ赤坂見附駅まで戻ってくるという制約にしました。
マレーシア、シンガポール、ベトナム、タイ、インドネシア、フィリピンの代表的なビーチリゾートに弾丸旅行するという計画を立て、限界まで現地に滞在できる時間を調査。弾丸旅行に使える時間は63時間。
結果として空路は、マレーシア行きを除き、全て羽田の国際線を利用する事になりました。
■ゆっくりできないセブ! 行くならセントーサ!
わかりやすく地図に現地での滞在時間をまとめてみたのが次の図。最ものんびりと現地を楽しむことが出来たのがシンガポールのセントーサ島でした。(まるまる1日と13時間50分)
続いてマレーシアやベトナムのリゾートで滞在時間が長くなる傾向。
しかし、シンガポールとの比較で圧倒的に日本に距離が近いはずのフィリピンのセブ島が、じつは最も現地滞在時間が短く、現地で過ごせる時間はわずか1日と30分に過ぎないことが分かります。
■63時間を分解すると明暗を分けたのは乗り継ぎだった!
セントーサ島の勝因は、調査したなかで唯一飛行機の乗り継ぎが無く、さらに空港に到着すると車でわずか30分走ればリゾートに到着できるという利便性でした。
一方、セブ島は乗り継ぎだけで往復7時間以上を要し、さらに待ち時間だけで15時間近くを過ごすことになります。
セントーサに続いて現地滞在時間が長くとれる各地も、乗継便が必要にはなるものの、滞在時間で上位6位までの乗継便の搭乗時間はいずれも往復で2時間半以内。あとは、出発までの待ち時間が大きく影響します。
ちなみに現地滞在時間2位(1日と10時間30分)に輝いたマレーシアのランカウイ島は、空港までの移動に片道1時間半かかる成田発ですが、旅行中の待ち時間は約8時間と最も少なく、乗継便が片道1時間5分。
空港からリゾート地まで車で約20分という好立地にあることが幸いして、現地でのんびりと過ごせる結果となりました。
(文/かっこ株式会社・成田武雄)
【調査概要】
2015年9月の鉄道、航空ダイヤを元に東南アジアリゾート各地に赤坂見附を金曜18時30分に出発し、月曜9時30分に帰還可能な日程で最長となる現地滞在時間を調査して可視化。
・合わせて読みたい→天才高校生が「日本の難問」を斬る!「いじめ」「難民問題」はどう解決する?