美容室での男性カットは違法だった!?美容師と理容師の違いをおさらい
2015/08/19 08:00
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髪をカットするときには、誰もがお世話になる美容院や理容室。ところで、髪を切るのは同じなのに、どうして「美容師さん」と「理容師さん」がいるのでしょうか。みなさんはその違いがわかりますか?
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■美容師・理容師の違いを正確に知っているのはわずか3割
しらべぇ編集部で調査を行なったところ、「美容師と理容師の違いを正確に答えられる」と回答したのは3人に1人という結果に。
■女性のほうが違いに詳しい?
そこで、年代別に見てみると、興味深い結果となりました。
全体では女性が男性を上回っていますが、大きな差はありません。それ以上に大きいのは、世代ギャップ。
50~60代の認知度が高いのは、1978年に美容室で「男性に散髪だけのサービス」をすることを禁じた通知が旧厚生省から出されたのが影響していると考えられます。
そこで、実際に男性陣に聞いてみたところ…
「髭そりができるのが理容室でしょう」(30代・男性)
「美容師さんより、理容師さんのほうができることが多いイメージ」(20代・男性)
「美容師さんは女性、理容師さんは男性の髭を処理する人ですよね?」(20代・女性)
どうやら、「髭」を整える場所というイメージが強いようです。
■そもそもの定義は? 実際は「ヒゲ」だけじゃない?
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美容師・理容師はどちらも資格が必要な職業。その役割は法律で定められています。
・美容師法第二条
『美容』とは、パーマネントウェーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすることをいう。
・理容師法第一条の二
『理容』とは、頭髪の刈込、顔そり等の方法により、容姿を整えることをいう。
法律の文言だと、美容室は女性が見た目を美しくするための場所、理容室は男性が髪を整える場所と定義されているようにみえます。しかし、今や理容室でもパーマはするし、髪も染めます。美容室に通う男性も少なくありません。
以前、本サイトでもお伝えしていますが、美容室での男性カットを禁止した1978年の通知は、2015年7月に廃止され、美容師の男性カットが可能に。
【法律コラム】やっと廃止…「美容室で男性カットNG」のルールを振り返る
髪をカットするのが共通となれば、美容師と理容師の大きな違いは、顔そりができるか、できないかということになります。カットと顔そりを両方済ませたい人にとっては、理容室はかなり便利ですね。
(文/しらべぇ編集部・おがりょー)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年7月24日(金)~2015年7月27日(月)
対象:全国20代~60代 男女計1345名
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