【ありがとうございまーす】語尾伸ばし接客が嫌いな割合は?&その欠点とは?
2015/07/30 17:00
©iStock.com/sunabesyou
東京・麻布にある瀟洒な高級バーで5年間バーテンダーとして働く男性Oさん(28歳)は、このお店で働きはじめた当時、店長からこう怒られたそうです。
「お前、その『ありがとうございまーす』って最後の“ます”を伸ばすのやめろ。うちは、そういう店じゃないからな」
バーで働く前は、居酒屋でアルバイトしていたというOさん。そのときのクセが出てしまい、最初は語尾を伸ばしながらの接客をしていたと語ります。
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■「語尾伸ばし」接客がキライな割合は?
このように、お店によっては従業員に禁止している場合もある「語尾を伸ばす」接客。はたして、世間の消費者はこれにどのような感情を抱いているのでしょうか?
成人男女計1345名(男性:668名、女性:677名)を対象に、以下のようなアンケートを実施しました。
【店員が「ありがとうございまーす」「またお待ちしてまーす」などと語尾を伸ばすのが嫌いだ】
以下は、この質問項目に「あてはまる」と回答した割合です。
女性のほうが「語尾伸ばし」接客を苦手に感じている人が多いようです。ただし、男女とも4割以下ということで、気にしない人のほうが多数派といえるでしょう。
■語尾を伸ばすと伸ばさない…その違いとは?
では、年代別の結果はどうでしょうか?(以下、「あてはまる」と回答した割合です)
年代が上がるにつれ、わかりやすく数字に差が表れていますね。50代以上で一気に数字が上がり、60代以上ではついに過半数となっています。この世代の声を見てみましょう。
「“まーす”という伸ばしは、本当にやめてほしい。頭が悪く見えるし、投げやりな印象もある」(50代男性)
「『ありがとうございます!』とハッキリ発して一礼してくれたほうが、よほど気持ちがいい」(60代男性)
「むかしは、ああいうのはなかったと思う。『ありがとうございます。またお待ちしてます』ときれいに日本語を使って欲しい。『いらっしゃいませー』と伸ばすのも気になる」(60代女性)
ちなみに、前出のOさんは、次のように話します。
「僕なりの分析ですが、店員が語尾を伸ばすときは、お客様を見ていないことが多い。それがイチバンの欠点です。見てないから、伸ばして届けようとする。
お客様の顔をちゃんと見てたら、自然と『いらっしゃいませ』『ありがとうございます!』と語尾を伸ばさずに言葉が出るものなんです。新人が入ってきたときは、そのことを説明して納得してもらうようにしてます。みんな、確かにそうですねって言ってくれますよ」
たかが語尾ではありますが、何気ないポイントだからこそ行動や気持ちとリンクしているのかもしれません。
(文/しらべぇ編集部)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年7月24日~2015年7月27日
対象:全国の成人男女計1345名
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