【夏の珍ドリンク】コショウに枝豆?想像の斜め上を行く「地サイダー」の味を実体験

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近年、全国各地で増え続ける、個性あふれる「地サイダー」。地元の特産品を使うなど、その土地ならではのお土産としても定番化しつつあるようだ。

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旅先ではついノリで買ってしまいそうになるこうした珍サイダー、実際どんな味がするのだろうか? 編集部では、パッと見、積極的に飲もうという気にはなりにくい「地サイダー」を3つ、選んで飲んでみた。


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①後味がブラックペッパー「富山ブラックサイダー」

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富山ブラックサイダーは、濃い醤油・胡椒多め・黒スープが特徴のご当地ラーメン「富山ブラック」のやみつき感をイメージして生まれたサイダーだ。(あくまで醤油・胡椒風味)。

コップに注いでみるとパッと見と香りはコーラと似ている。一口飲んでみたところ、「甘い」と一瞬感じるが、ピリッとした辛さが後からやってくる。そのため、ゴクゴクと一気飲みするとむせるので気をつけよう。

ちなみに、やきそばを食べながら飲むと、サイダーのスパイシーさが加わってやきそばが美味しくなるというので、実践してみたが、そう言われるのもわからなくはない。お祭りの屋台メニューなんかとも意外に合うかも。

その他、トンボ飲料では「美味しい(かもしれない)飲み方」として、バニラアイスを乗た「ブラックフロート」、焼酎、ウイスキーと、ビールと割って飲む「黒割り」をオススメしている。

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②ずんだ餅好きには堪らない「ずんだサイダー」

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ずんだは、枝豆またはそら豆をすりつぶして作る緑色のペースト状にしたもので、これを用いた「ずんだ餅」が仙台名物として有名。

そんな、ずんだ味のサイダーは、一口目から味も香りもガツンと「ずんだ」の主張が強い。食べ合わせでオススメはないか、販売元のトレボン食品に問い合わせてみたところ、

「ずんだ餅と一緒に食べるのがいいかも」

という、かなりストレートな返答だった。

というわけで、ずんだ餅と一緒に食べてみたのだが、合うというよりは…ずんだの風味がより濃厚に。初心者にはややハードルが高いかもしれない。

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ところで、ラベルには、ずんだがモチーフの 東北支援キャラクター「東北ずん子」ちゃんが起用されているが、右にひょいと出ている男性をご存知だろうか? 創業者かと思いきや…違った。

彼は仙台四郎さん。江戸末期から明治中期までに存在していた人物で、『商売繁盛』の神様。宮城では、知らない人がいないほど有名人なんだそう。


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③コンセプトが◯◯◯の果実「ラボンサイダー」

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このサイダー、一見なんの味なのか想像できないラベルになっている。ただ見かけただけではスルーしてしまいそうだが、「ラボン」についての説明を読むと、誰もがその味を知りたくなってしまうだろう。

瓶にはこう書いてある。

「ラボン」とは、常夏の島に実る、甘く香り豊かな『空想上』の果実のこと。トンボ飲料の創業者、翠田辰次郎氏のアイディア

その味はというと…ラムネのようなオレンジのような、フルーティーテイスト。そしてペットボトルで飲む炭酸飲料より、炭酸のシュワシュワ感は強い。リフレッシュしたいときにグビグビ飲みたくなる味がする。


というわけで、個性が強く苦手な味もあるかもしれないが、ひと味ちがう清涼感を求めて「地サイダー」を手に取ってみるのも面白そうだ。

(文/しらべぇ編集部・さかもとあや

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Sirabee編集部

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