「まじめ」は褒め言葉じゃない?4人に1人が「バカにされた」と感じることが判明
2015/07/20 08:00
©iStock/TMSK
「まじめが一番」。日本では、しばしば勤勉であることが大切にされてきました。そのおかげか、世界の人々に日本人のイメージを尋ねると「まじめ」という答えが多く聞かれます。
一方で、「まじめ」と言われると、「どことなくバカにされている」と感じるという人々もいるよう。
実際、「まじめ=バカにされている」と感じる人はどれだけいるのでしょうか? しらべぇ編集部では、全国20~60代の男女1666名に調査を実施しました。
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■「まじめ」と言われると嫌悪感を抱く人は4人に1人
バカにされていると感じたことがある人は、全体の23.5%。およそ4人に1人は、「まじめ」と言われることに対して嫌悪感を抱くようです。
そこで理由を尋ねると、こんな声が聞かれました。
「そもそも、自分自身でまじめだと思っていないなから、納得できない」(20代女性)
「『まじめな人』と言われると『つまらない人』と言われているように感じるから」(20代男性)
「とりあえず『まじめ』と言っておけばいいと思っているように感じるから」(20代男性)
■中でも20代女性が特に目立つ…
同世代の男女間で、もっとも大きな差が現れたのが20代でした。
20代では、バカにされていると感じることがある人は、男性が16.6%に対し、女性が33.7%という結果に。男性の倍以上、女性では「まじめ」と言われることに嫌悪感を抱く人が多いようです。
なぜ、このような差が20代で現れたのでしょうか。実際に、20代女性の声を聞いてみました。
「見た目とか、他に褒められる部分がなくて仕方なく褒められたのかと思ってしまう」
「小さいころから『いい子』だと言われて育ってきたため、今さら『まじめ』と言われても嬉しくない」
まじめな態度が欠かせない場面はもちろんありますが、褒め言葉として使う「まじめ」には注意が必要なのかもしれません。
(文/しらべぇ編集部・じゅんぺい)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年6月19日~2015年6月22日
対象:全国20~60代の男女計1666人
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