【クイズ】イルカの数え方は「匹」「頭」? 検索結果には要注意!
2015/06/26 11:00
photo by Ryan McD
小学校の頃、犬や猫などのペット動物を数えるときは「匹」、大きな動物の場合には「頭」を用いると教わった方が多いのではないでしょうか。
では、犬や猫よりは大きいけれども、馬や牛ほどではない「イルカ」は何と数えるかご存知ですか?
しらべぇ編集部では、イルカを数える時に用いる数詞として、「匹」と「頭」のうち、どちらが正しい用法であると認識しているのかを調査してみました。
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Q.イルカの数え方は「匹」ではなく、「頭」だと思う
72.7%の人は、イルカに対し「1頭、2頭…」と数えるのが妥当であると考えているようです。
つづいて、年代別で見てみたところ…
年齢が高くなればなるほど、「イルカ〇頭」と認識している人が多いことが分かります。
ところで、検索結果ではどちらが多くヒットするのでしょうか?
■検索結果を見ると混乱するかも…?
イルカ50頭→567,000件
画像はGoogle検索のスクリーンショット(2015年6月23日時点のものです)
イルカ50匹→511,000件
画像はGoogle検索のスクリーンショット(2015年6月23日時点のものです)
ヒット件数を比較したところ、「匹」よりも「頭」の方が56,000件多い程度で、極端な差は見られなかったのです。
■結局どっちが正しいの?
国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのレファレンス協同データベースでは、
「イルカは、〇頭と数える」
と、回答し、そう書かれているデータを質問者へ提供しています。
画像はレファレンス共同データベースのスクリーンショット
ちなみに、日本語の数え方を専門的に研究している飯田朝子氏によれば、
「匹」という漢字には「ふたつのものが対になっているもの」というニュアンスが込められており、2つに割れた尻の対を持った馬のイメージから、やがて「匹」で数えることが定着するようになった
と、言われています。
「匹」「頭」の使い分けに迷った際には、「身体に対になっているものがあるか?」を一つの判断基準にするとよいかもしれません。
(文/しらべぇ編集部・大澤法子)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年5月22日~2015年5月25日
対象:全国20代~60代の男女1671名
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