【かくれた大阪名物】夏にぴったりの下町ドリンク!「ひやしあめ」の楽しみ方を徹底解説
■「ひやしあめ」ってなんだ?
麦芽水飴をお湯で溶き、生姜を加えたものを「あめゆ」と呼び、それを冷やしたものが「ひやしあめ」です。同じ飲み物でも温かいものと冷たいもので名称が変わるのです。
こちらは、関西の飲料メーカーであるサンガリアが商品化している缶入りのひやしあめです。
表面をくるりと回すと、このようになっています。
「あめゆ」という文字が見えます。そう、1本で「ひやしあめ」と「あめゆ」どちらも対応しようというアイデアです。
■大阪市平野区にひやしあめを飲みに行こう!
大阪に住む人の中には、地元の駄菓子屋やお茶屋などで幼い頃にひやしあめを飲んだという人が少なくありません。
キタやミナミなどの繁華街でもひやしあめが飲める場所はありますが、今回は、少し変わったお店をご紹介しましょう。
大阪市の南端にある平野区。ここは坂上田村麻呂の子孫である坂上広野が領有し、かつては平野郷と呼ばれた歴史のある町です。
そんな下町情緒が残るこの地に、ひやしあめも楽しめるお茶処「門前茶屋おもろ庵」があります。
関西で人気のローカル番組『ごぶごぶ』(毎日放送)で、ダウンタウンの浜田雅功さんとロンドンブーツ1号2号の田村淳さんも、ひやしあめを飲みにここを訪れました。
注文をすると生姜を擦る音が聞こえてきました。
そして登場したひやしあめがこちら!
甘さの中に生姜のアクセントが効いた、昔ながらの味が喉を潤してくれます。
■実はパズルで遊べる博物館!
「おもろ庵」のある平野区は「平野・町ぐるみ博物館」という運動をしており、町全体に博物館と呼ばれる場所が点在しています。
「おもろ庵」はその中のひとつ「パズル茶屋」として、200種類のパズルを常設。「平野・町ぐるみ博物館」のコンセプトが「運営者の訪問者のコミュニケーション」となっていることから、ここのパズルは実際に手に取って楽しむことも可能です。
「平野郷の案内所」としての役割も担っているので、ひやしあめで一息つきパズルをしながら店主におすすめの場所を聞いてみるのもよいかもしれません。
ありきたりな大阪に飽きた方は、一度こんな場所を訪れてみるのはいかがでしょうか。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
【門前茶屋おもろ庵】
住所:大阪府大阪市平野区平野本町4丁目12-21
営業日時:10:00~18:00
定休日:水曜
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