【潮干狩り】知名度16%だけど激ウマ!ホンビノス貝を知らないなんてもったいない
写真の巨大な二枚貝、アサリやハマグリではない。一部の鮮魚店やレストランでは、「大アサリ」「白ハマグリ」といった名前で出されることもあるが、正式な和名は「ホンビノス貝」。
「ビノス」とは、美の女神「ビーナス」のこと。北米原産の外来種で、1990年代から東京湾や大阪湾などに定着している。クラムチャウダーは、本来この貝でつくるのが正式。
近ごろ、とかく評判の悪い外来種とはいえ、味がよいため、千葉県船橋市では名産として力を入れているのだが、全国的な知名度はどれくらいなのだろうか?
変な名前のせいか、まだまだ知名度は1割台。そこで、ふなっしーに代わって、船橋名産ホンビノス貝の魅力をご紹介しよう。
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■「ふなばし三番瀬海浜公園」は潮干狩りトップシーズン
東京湾で都心にもっとも近い自然の干潟「三番瀬」は、潮干狩りの名所。こちらでは、アサリに混じってホンビノス貝がたくさん穫れる。干潮の時間を調べて、こんな道具を持って出かけてみよう。
【用意するもの】
・くまで
・軍手
・貝を入れる網(上記3つは潮干狩り場でも販売)
・クーラーボックス
・空のペットボトル (海水を持ち帰るため)
ゴールデンウィークや天気のよい週末は混雑するが、それでも人より貝のほうがずっと多い。
というわけで、わずか2時間ほどで収穫したホンビノスは100個以上!
ちなみに、ホンビノス貝は潮干狩り場や一部の鮮魚店でも販売されており、価格は1kg700円程度。よく似たハマグリの1/3ほどのお値段だ。
■下処理は「泥抜き」から
アサリは砂地に棲むため砂抜きが欠かせないが、泥の中に棲むホンビノス貝は砂はかんでいない。その代わり、1〜2晩、泥抜きをする必要がある。
くんできた海水もしくは3%の塩水をつくり、暗くして貝をひたしておけばOK。観賞魚用のエアレーションを使うと、さらによく泥を吐く。
■1日干すと、うまみ抜群!
泥抜きした貝は、天日で1日干すと塩水を吐き、塩っ気がマイルドになる。貝類のうまみ成分である「コハク酸」も増えるらしい。
生命力が強いホンビノス貝は、丸1日干してもピンピンしている。
■火を通し過ぎると固くなるので注意
下処理が終わったら、ニンニクや生姜などお好みの薬味と一緒に白ワインや日本酒で蒸せば、さまざまな料理に使える。
貝殻が開いたらすぐ鍋から取り出して、固くなりすぎないようご注意を。
■蒸した汁でパスタをあえれば「ホンビノスのボンゴレ」
【ふなばし三番瀬海浜公園】
住所:千葉県船橋市潮見町40
潮干狩り開催期間:6月21日まで
潮干狩り情報テレホンサービス(4月~6月) 047-437-2525
(取材・文/しらべぇ主筆・タカハシマコト)
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