GW旅行もこれで安心!言葉の壁より重要な文化の壁を乗り越える万能ワードを紹介

しらべぇ0424海外旅行

みなさんゴールデンウィークのご予定は、もうお決まりですか? 今年はうまくいけば2週間くらい休暇が取れるそうなので、このチャンスに海外へ出かけようと思っている方も多いと思います。

外国に行くときに気になるのが「言葉の壁」。しかし実はそれ以上に気にしてほしいのが、「文化の壁」です。バリ島在住の筆者が体験から学んだ、文化の壁攻略法をご紹介します。

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外国でこんな質問をされると困る

世界には様々な文化があり、独自の発展を遂げています。なかには宗教が背景になる場合もあり、文化の話題はデリケートで扱いにくい問題。

質問者にしてみれば、わが祖国であり、己のリスペクトする文化であればこそ、他者からみた良し悪しを、もとい、「良いところ」を確認したくなる気持ちがあるものです。

特に以下に関する質問は、安易に否定すると命取りになることもあるので細心の注意を払うことをおすすめします。

・宗教に関すること全て(祭事やファッション、インテリアなど)
・生活様式(トイレの使い方や食事の摂り方、衛生環境など)
・生と死に関する考え方(子育てや病気の対応など)
・時間の感覚(仕事の場面で表れやすい)
・金銭感覚(金を使うポイントが文化によって違うことも)

筆者もバリ島に移住当初、頻繁に「バリ人になりたい?」や「バリ・ヒンドゥー教徒になりたい?」といった質問を受けて困った経験があります。

しかし困ったからとはいえ、そのまま「No」と答えては、相手を傷つけたり、ときには怒らせたりする結果に。流れ的にも質問者ではなく「No」と答えた方が加害者っぽい雰囲気になってしまうので気をつけないといけません。

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万能言葉を使ってシュミレーションしてみた

外国人の郷土愛あふれる問いに、馬鹿正直に「No」と答えてしまっては、場合によっては紛争問題に発展しかねません。しかし「Yes」と答えるのは抵抗がある。そんな時は、迷わずこの言葉を使いましょう。

それは「ふつう」です。

相手を傷つけることなく、自分にも正直でいられる点で、活用度の高い言葉です。「ふつう」がどれだけ万能か、シュミレーションしてみます。

・シュミレーション1
口に合わない郷土料理をご馳走になった時。
「この料理はおいしいですか?」
「ふつうです」
「……」
おいしいと答えたが最後、おかわりをエンドレスに強要されてしまいます。

・シュミレーション2
世界遺産だから行ってみたけど、たいしたことなかった時。
「この遺跡はいかがですか?」
「ふつうです」
「……」
もはやYesNo質問以外に使っても違和感がありません。

・シュミレーション3
ぜんぜんタイプと違う異性を紹介された時。
「彼(彼女)はどうですか?」
「ふつうです」
「……」
日本では完全に不正解ですが、護身用として使うのはありです。

質問者が「……」で閉じる可能性が高い点は気になりますが、否定して傷つけることに比べると亀裂が生まれにくくなります。

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現地の言葉の「ふつう」を知る

ただし日本語の「ふつう」の直訳では、ニュアンスが変わってしまうこともあるので、現地の言葉を学習することも必要です。馴染みのある英語でさえも、シチュエーションに応じた「ふつう」を使い分けることって難しいですよね。結局、失敗しながら自分なりの万能言葉を見つけていくのが一番なのかもしれません。

ちなみにインドネシア語では、「Biasa(ビアサ)」といいます。バリ島旅行に来られる方は、さっそく試してみてくださいね。

(文/しらべぇ海外支部・平理以子)

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Sirabee編集部

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