【駅徒歩3分!家賃7万!…ま、引っ越さないけど】20代で増えるネット物件見るだけ女子
2015/04/18 09:00
かつて、引っ越しを検討している人は街の不動産屋に足を運ぶのが一般的でした。ところが、現在は「HOME’S」や「SUUMO」などネットの不動産検索サイトをまず利用するケースがほとんどです。
家賃はもちろん、駅からの徒歩時間、バス・トイレが別であるか、ペット可能か、など細かい条件を設定して検索できるこられのサイト。今や引っ越しを検討する人にとって必須の存在になりつつあります。
画像をもっと見る■引っ越しするつもりないのに賃貸物件を探す!なぜ?
ところが現在、引っ越すつもりはないのにネットで不動産サイトを眺める人たちが増えているといいます。
本サイトが実施した以下のアンケート結果をご覧ください。
【質問】引っ越す予定はないのに、Webサイトなどで物件を探したことがある
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■なんと20代女性は41.2%!ネットで物件見るだけ女子とは?
女性では3人に1人が引っ越すつもりはないのにネットで物件探しをした経験があるといいます。さらに、20~30代に限って見れば、実に4割近い女性がその経験があるというのです。
【女性・世代別】引っ越す予定はないのに、Webサイトなどで物件を探したことがある人の割合
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■ネット物件見るだけ女子の行動例
画像は「HOME’S」スクリーンショット
なぜ彼女たちはネットで物件を眺めるのでしょうか。
話を聞いたのは、自分こそ「ネットで物件見るだけ女子」だという牧田さん(仮名・女性・32才・東京在住)。休日、自宅のパソコンを開いて物件を見るのが「趣味」だと言います。
-物件を眺めるときの行動例を教えて下さい。
「SUUMO」や「HOME’S」などの不動産検索サイトを開き、自分が住んでみたい街や、いま自分が住んでいる街の物件を検索します。たとえば、私が住んでいる世田谷区の◯◯駅から徒歩5分、家賃はいまより少し高めの9万円以内、広さは30平米以上などの条件を打ち込んで、その検索結果を眺めるんです。
-物件を眺めるだけでも楽しい、ということでしょうか。
眺めるだけで楽しいんですよ。「あと家賃を1万円高くできればこういう物件に住めるのか」とか「いまと同じ家賃で憧れのあの街に住むとしたら、こんなに狭い部屋になるのか」と妄想するのが好きなんです。それから、条件をいろいろ変えてさらに物件を見ていくんです。
画像は「SUUMO」スクリーンショット
-何件くらい見る?
検索結果一覧で表示された中から、気になった物件を「別のタブで開く」にして20~30件ほど眺めます。多いときは50件を超えることもありますね。最近は物件の写真や動画が充実しているので、気づいたら1時間経過していた、なんてことがしょっちゅうあります。あと、Googleマップで場所を調べたり。
-すべて見終えたあとは?
見終えたところでなにもしません。でもこの趣味、そのあとにも楽しみがあるんです。ネットで物件探しを定期的にやると、前回検索して出てきたはずの物件が見つからないことがあるんです。そんなときは「あの物件埋まったんだあ」と独り言をつぶやいたりします。これがまた楽しい(笑)
-引っ越すつもりはなく、本当に「見る」だけなんですか?
基本的に見るだけですね。でも、本当に好みの物件を見つけた場合は心を動かされて引っ越しを検討することもあります。ブックマークをしたこともあります。とは言っても、急に初期費用が払えるわけではないので結局動き出すことはないんですけど。
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■賃貸物件サイトはビジネスチャンス!?
引っ越すつもりはないけどネットで物件を探す。彼女たちがこうした行動をとる理由は「今は手に入れられないけどいつかは住んでみたい」という「憧れ」を住居に対して持ち続けているからなのかもしれません。
いまや、ウィンドウショッピングに近いかたちで消費されていく賃貸物件。若い女性が不動産サイトを頻繁に眺めているとすれば、そこには多くのビジネスチャンスが埋もれているかもしれません。
(文/しらべぇ編集部)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年3月20日~2015年3月23日
対象:全国20代~60代男女1658名
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