【実験】自作スープで「マルちゃん正麺」をさらに美味しくすることはできるのか!?
2015/04/14 17:00
しらべぇ編集部が折にふれて取材を繰り返してきた、日本の国民食「ラーメン」。
最近は、生麺に近い食感の袋麺や有名店の味を再現したカップ麺などが次々と発売。手軽にクオリティの高いラーメンが食べられるようになってきた。
今のままでも十分美味しいわけだが、これをさらにラーメン店のように仕上げることは可能なのだろうか?
そこで今回は、袋麺に革命をおこした「マルちゃん正麺」の醤油味を用い、付属のスープを使用することなくあえて市販の具材からスープを作り、さらに美味しくすることに挑戦してみた。
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■買ってきたスープの材料はこちら
とあるスーパーでは写真の豚骨(181g)と鶏ガラ(一羽分)がそれぞれ106円、98円という価格。野菜はにんにく、玉ねぎ、ねぎを購入。
まずは、アクを取るためにあらかじめ下茹でしておいた豚骨と、にんにく、玉ねぎ、ねぎを、水1.5リットルを張った鍋に入れ一時間程度煮込む。
スープをどんぶりに注ぐときに濾すので、野菜の皮は剥かず、そのままで大丈夫。
■1時間煮込むと、こんな感じ
少し出汁が出てきて、味は薄い豚骨のスープという感じ。ラーメンのスープと呼ぶにはまだまだ早い。ここで鶏ガラを入れる。
鶏ガラは、アクがあまり出ないので下茹では必要ナシ。
また、煮込んでいるうちに水分がどんどん蒸発していくため、様子を見ながら少しずつ水を足すとよい。
■5時間煮込んだら→ラーメンスープっぽくなってきた!
適宜アクを取りつつ、更に5時間煮込むとこのようになった。煮始めて1時間のスープと比較して、かなり濃くなったことがわかる。
味見をしてみると、それぞれの具材からしっかり出汁が出ているのが感じられる。
■自家製ダレにスープと麺・具材を入れて完成!
あらかじめ丼ぶりに醤油、酒、みりん、砂糖、塩で作ったタレを入れておき、そこへスープを濾しながら注いで完成。
スープの色は、マルちゃん正麺に付属していたスープより薄めだが、透き通ってはいない。肝心の味はというと、濃厚でありながらクセがなく、麺とよく合うスープが出来上がった。
とはいえ、マルちゃん正麺に付いているあっさり正統派な醤油ラーメンスープが好きな人とは、好みが分かれるかも。
スープを手づくりするという作業は、「こまめにアクをとる」「火加減を調整する」など、根気が必要で大変だが、ラーメン好きには究極の趣味になるかもしれない。
(文・写真/しらべぇ編集部・なかしまそうた)
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