初の日本公演に「腰抜かすほど素敵」と絶賛集まる…歌手マイケル・ブーブレとは?

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カナダ出身の歌手マイケル・ブーブレが、2月6日、日本武道館にて初の来日公演を行った。日本のファンがおよそ12年間に渡って待ち続けたこの初の日本公演<michael bublé Live in Japan 2015>は、同日1夜限りというまさしくスペシャルなステージとなったが、訪れた観客からは熱のこもった絶賛の声が多く上がっている。

1975年にカナダのバーナビーで生まれたマイケル・ブーブレ(39歳)は、全世界での累計アルバムセールス枚数4500万枚以上グラミー賞受賞4回といった輝かしい経歴を持つ世界的スター。最大2万人を収容するロンドン「O2アリーナ」10公演のツアーチケットがたった2分でソールドアウトするほど各国で人気の高い歌手だ。

その音楽的特徴は、スタンダードナンバーから70年代のポピュラーまで、彼のディスコグラフィーを追えば1940年代から70年代頃までの英米の音楽史を堪能できるといっても過言ではないほど豊富なカバー楽曲と、どんなカバー曲でも自らのモノにしてしまう唯一無二のセクシーな歌声だ。

もちろん、人気を集めるのはカバー曲だけでなく、『Everything』『Haven’t Met You Yet』『It’s a Beautiful Day』といったオリジナル楽曲も世界中で親しまれている。日本での知名度は各国に比べて低いことは否めないものの、複数の楽曲がCMソングとして使用されており、彼の歌声を知らぬうちに聴いたことがあるという人は少なくないだろう。

そんな彼の初の来日公演は、13人のバンドを引き連れ、照明・映像・装置、どれも作り込まれた豪華なステージとなった。冒頭のMCで「“コンサート”は退屈だよね。今日はパーティーだ!」と彼が話すと、長年待ち続けたファンで埋め尽くされた武道館はまるでパーティー会場のような雰囲気に。

そして、“パーティー”を最も盛り上げたコンテンツはやはり、彼の歌声だった。2時間以上に渡ってほとんど休むことなく歌い喋り続けた彼だが、その声が衰えることはまったくなく、ラストはレオン・ラッセルの名曲『A Song for You』を、マイクとイヤモニを外しながら文字通り“生声だけ”で熱唱。その声は武道館の最後列までしっかりと響き渡り、会場中に感動と鳥肌を与えてステージを去った。

これ以上ないほどファンを満足させた初の来日公演。ツイッターには、“パーティー”を訪れた人たちによる絶賛の声が多数並んでいる。

そのなかには、訪れた著名人の声も含まれており、音楽評論家で作詞家の湯川れい子氏は「腰が抜けそうなほど素敵だった」としている

また、音楽通として知られ、マイケル・ブーブレのデビューから12年来の大ファンだというタレントのクリス松村氏は、オフィシャルブログのなかで以下のように綴っている。(クリス氏は、最前列のど真ん中に席を構え、マイケル・ブーブレとコミュニケーションをとるなどモニターを通して会場を沸かせていた)

「彼の歌声、体の動き、トーク、全てに抑揚があり、

そのバランスの素晴らしさにビックリしました。

ビックバンド、スウィング&ジャズ、音楽が本当に華やかな時代が、彼の歌声の強さで見事に甦っていたのです。

今、それが武道館で行われているという奇跡。

圧倒的なステージの時間は、アッという間に過ぎていきました。」

武道館に集まった愛好家たちの心を震わせた1夜限りの“パーティー”。終わりが近づくなかで「これから何度でも僕は(日本に)来るよ」と彼が宣言した時には、会場中から大きな拍手喝さいが起こった。この言葉を信じ、そう遠くない日の実現を期待せずにはいられない。

(文/しらべぇ編集部

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Sirabee編集部

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