全国の郵便局密集地域トップ5が判明!4エリアで半径2km以内になんと40以上!
先日、クロネコヤマトがメール便から撤退するというニュースが話題になりました。メール便で「信書」を送ると、運送業者だけでなく送り主も罰せられてしまうリスクがあるというのがその理由。 この「信書」というのは、法律的には「手紙」のことを示す言葉で、郵便局のページに行くと請求書や契約書、ダイレクトメールも「信書」にあたることが具体的に説明されています。 そこで今回は、その昔から「信書」を届け続けてきた社会インフラ・郵便局にフォーカスを当ててみることにしました。 ■ 2015年1月現在、全国に郵便局は2万6747局あるのですが、都内で行動していると、意外と頻繁に郵便局を見掛けるように思えます。 そこで以前、「日本全国のコンビニ密集地帯ベスト10!1位はなんと、半径150mに13店舗!」という記事で試みた方法を使って、今回は郵便局の密集地域について明らかにしてみることにしました。 まず、全国2万6747か所の郵便局を対象に、それぞれ他の局との距離を計測。半径2km圏内に入る他の郵便局の数を集計して、最も多くの郵便局がその圏内に集まった密集地域のトップ5を算出してみました。 1位は、東京の中心・大手町で、KDDI大手町ビル内郵便局を中心とした半径2km圏内にはなんと60もの郵便局が存在していることが分かりました。 続く2位は大阪市の中央区備後町付近で、大阪東郵便局を中心とした半径2km圏内には49の郵便局が、3位の京都四条大宮町(京都四条大宮郵便局を中心にしたエリア)の43局がそれに続き、4位の東京新宿区百人町(新大久保駅前郵便局を中心としたエリア)の41局まで、全国4エリアが半径2km圏内に40か所以上郵便局の集まる「郵便局密集地域」であることが分かりました。 契約書や請求書などの「信書」の配達をきめ細かくフォローする郵便局の存在が日本のビジネス街を支えている。これは、そんなことに気づかせてくれるひとつのデータだと言えそうです。 ■調査概要 (ATMコーナーのみのものを除く)全国の郵便局計2万6747局を対象に、他の局との距離を計測。各局で半径2km圏内に入る他の郵便局の数を集計し、密集している順でトップ5の地域を算出 (文/かっこ株式会社・成田武雄)
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