【10年経てば人も変わる】上京して10年目あるある3選!親が持たせた料理をゴミ箱へ…

しらべぇ0118上京

我が国で進行する少子高齢化は今後ますます都市部への人口移動をもたらすと言われています。

読者のなかには進学や就職を機に東京などの都市部へ移住し、ひとり暮らしをされている方も少なくないでしょう。上京したてのころは地元を想って頻繁に帰省していた方も多いでしょうが、次第に都会の生活に慣れ、地元から心が離れていくケースは少なくないと言います。それが10年以上も経てばなおさらでしょう。

今回は、地方出身・10年以上東京に住んでいる人に伺った「上京して10年以上経った人ならではの『あるある』」をご紹介します。

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1:親戚にそこまで会わないので家族や親戚とのしがらみがどうでもよくなる

地方と都市を二項対立的に捉えた場合、地方は保守的、都市は革新的、という図式が導入されることは少なくありません。地方の保守性の根拠として、地縁や血縁に紐付けられた強固な人間関係のネットワークと相互監視があげられます。

こうした保守性に嫌気がさして都会に出てきた人たちも帰省の際には親戚とのコミュニケーションを避けることができません。ところが、上京10年以上となると、このような場面にストレスをあまり感じなくなるそうです。

「会うたび根掘り葉掘り詮索してイヤミしか言わない面倒な叔父がいた。帰省のたびに話さなければならなかったのですが、年に2回しか会わないことに気づいてから何を言われても『東京に戻ったら何の関係もないや』と思って聞き流せるようになりました」(30代・男性・岩手出身)

「『いとこの○○ちゃんは子どもが生まれて…』とかプレッシャーをかけられても、ストレスがたまる前に新幹線で東京に戻るので何のダメージも感じなくなった」(30代・女性・新潟出身)

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2:親が持たせてくれた料理を食べずに放置、結局ゴミ箱へ

上京して一人暮らしを始めた子どものことを心配し、仕送りや食料品などを送る親は少なくないと言います。なかには、家で採れた野菜や地元の郷土料理を段ボール箱につめて送る家庭もあると言います。

ところが、都会の生活にすっかり慣れきった息子は外食が多く、その段ボールを開けることすらなく腐敗させてしまうケースも少なくないと言います。上京したてのころはこうした行為に申し訳なさを感じていたものの、次第にこうした物資を捨てることに躊躇がなくなるらしいのです。

「帰省して東京に戻るときに親が地元の食材を持たせてくれましたが、半年ほど放置したのちにゴミ箱行きになりました。最初はためらいがありましたが、いまは普通に腐ってるのに気づいたら迷わず捨てます」(30代・男性・山形出身)

「親がりんごを送ってくれるのだが、一人では食べきれない量なので最初は職場で配っていた。段々それが面倒になり、腐って捨てるパターンが定着した。かと言って『送らないで』と言うのもダルくて言ってない」(30代・男性・長野出身)

「帰省のときに食べた母親の料理に感動して『うまい!』を連呼していたら東京に帰るときにつくって持たせてくれた料理があったが、1年以上冷凍庫のなかに入ったまま。今さら食べる気ないので最近捨てた」(30代・男性・広島出身)

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3:「一生のうちに親に会える回数は…」という文言になんの心も動かされなくなる

ネット上でこんな文言を見かけたことはありませんか?

いま、あなたの親が60才だとして90才で亡くなるとしましょう。仮にあなたが年に2回だけ帰省して親の顔を見るのだとしたら、あなたが親の顔を見れる残り回数は60回です。そう、たった60回しかないのです!もっと家族に会う回数や時間を増やしてみてはいかがですか?

今後親に会える回数を試算し、それがいかに少ないかを示すことで家族に会う頻度や時間を増やすことをすすめる文言です。これに影響をうけてその場で特急券指定席を予約したことのある方もいるかもしれません。

ところが、上京10年以降になると、むしろこうした文言の欺瞞を指摘する人も出てくるようです。

「仮に月に1回帰省しても、たいして中身のない会話をしたり、親にこき使われるだけだとしたら別に頻繁に帰省することに価値はないし、実際そうだからせいぜい年に1回帰省する程度」(30代・男性・徳島出身)

「目の前で親の顔を見る『回数』に重きを置くことが、まるで親の死をカウントダウンしているようで不謹慎に感じる」(40代・男性・岐阜出身)

「回数で親や家族を想う気持ちをはかること自体レトリックとして違和感を持つ。本来、しがらみや面倒なことが多いから上京したはずなのに、それには触れずに純粋な郷愁の念だけを抱いてると思わせるウソの言葉。とても不快です」(30代・男性・北海道出身)

「『親に会う回数少ない、だから回数増やそう!』『電話やメールじゃなくてリアルで顔を合わせるのが一番!』っていう発想が逆に軽い」(30代・女性・福島出身)

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10年たてば人も変わる?

上京して10年も経てば、地元や家族とのつながりが希薄になることは避けられないのかもしれません。とは言え、「いざというときに助けてくれる存在はやっぱり家族」という声も少なくありません。いずれにせよ、現代社会の家族形態はさまざま。過度な家族イメージの一元化を避け、それぞれが自分の家族形態に合わせて距離のとり方を模索する必要があるのかもしれません。

(文/しらべぇ編集部

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Sirabee編集部

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