【2014年】宴会芸の最新事情 今年のトレンドはあの大人気キャラ!脱AKBの流れも…
2014/12/28 19:00
「師走」というだけあり、仕事が多忙をきわめているという方も少なくない12月のこの季節、通常業務以外にもう一つの「残業」をしていた人たちも少なくないのではないでしょうか。夜の9時、誰もいない会議室に集まってCDプレイヤーのスイッチをオン。流れてきたのは有名アイドルグループの楽曲です。これに合わせてぎこちない動きで踊る新人たち。
彼らが取り組んでいたのは忘年会で披露する宴会芸の練習でした。かつて、昭和的価値観が残る大企業の中には裸踊りなど過激な芸を新入社員定番の宴会芸として課していたところも少なくなかったといいます。しかしそれも今や昔のこと。今日では会社に忘年会自体存在しない、という会社も珍しくありません。
画像をもっと見るそれでも宴会芸が職場に存在する割合は…
そこで今回は、2014年の今でも職場に定番の宴会芸が存在するという人たちの割合を調査してみました。
【質問】
「定番の宴会芸が自分の職場にある」と答えた人の割合
20代:16.3%
30代:9.6%
40代:7.7%
50代:3.7%
60代:8.7%
20代に「持ち芸がある」と答えた人が多いのは、やらされる身になる人が多い世代だからでしょうか。年配の方は、宴会芸の観客側であることが多いので、職場に持ち芸が存在するのかどうかそもそもわからないのかもしれません。
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今年の流行りは…あの人気キャラ!AKB依存脱却の声も…
今どき宴会芸の事情はどのようなものなのでしょうか。職場に宴会芸が残っていると答えた20代、30代の若手社員の声をいくつかご紹介します。
画像引用元:YouTube
「ここ数年、AKB48を踊るのが定番になっていたが、役員がAKB禁止令を掲げたせいで何をするかとても迷った」(20代・女性・金融)
「去年『恋するフォーチュンクッキー』を踊ったので今年は「AKBはナシ」ということが会議で決まった」(20代・女性・広告)
「役員が曲目や衣装を決めるのが定番。今年はブルマを着させられて『妖怪ウォッチ』を踊らなきゃいけない。ノリのいいコがいるからホントはイヤだけど不満を言い出しづらいです」(20代・女性・アパレル)
「上司の子供が大ハマリしている『妖怪ウォッチ』の曲を踊る。一度も見たことも聞いたことないので新しい部署に配属されたときと同じようなテンションで業務に臨みます」(20代・男性・専門商社)
「毎年ふんどし一丁でDJ OZMAを踊ります。ここ数年ずっと続く定番の宴会芸で同僚の結婚式でも必ず披露します」(30代・男性・商社)
「避妊具を頭に被って…ここからは言えません!!!」(20代・男性・マスコミ)
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社会現象がいつか必ず自分のもとにも影響を与える「宴会芸トリクルダウン現象」が発生中!?
今年はいま子供たちの間で大人気の『妖怪ウォッチ』を踊ると答えた人が複数名見られました。『妖怪ウォッチ』と言えば子供向けのゲームですが、それに影響をうけた上司クラスの年齢の親御さんたちが職場で話題にすることで、全く本来のターゲットではない20〜30代社員にも影響を与えているようです。
こうした状況は『妖怪ウォッチ』のマーケット拡大が思わぬところまで波及する「宴会芸トリクルダウン現象」が発生していると言えるものかもしれません。
流行りの宴会芸が誕生する背景を紐解くと、『妖怪ウォッチ』の事例のように組織内の意思決定プロセスや権力構造が可視化されることもあるようですね。
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「いらない」と答える人多いけれど…
かつて、当サイトでは会社に宴会芸は必要ないと思う人の割合を調査したことがあります。67.9%人たちが宴会芸は必要ないと回答したにもかかわらず、定番の宴会芸が存在する会社が一定数見られるという状況は、パワハラとエンタメのあいだで揺れ動く宴会芸の現状を表しているのかもしれません。
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年12月12日(金)~2014年12月15日(月)
対象:全国20代~60代 男女計1500名
(文/しらべぇ編集部)