【その数1400種類以上!】節操なきキティちゃんの仕事ぶりに辟易してきた消費者34.0%!
2014/12/21 09:00
仕事を選ばないサンリオ一の社畜、キティちゃん
我が国でもっとも愛されるキャラクターの一人が「キティちゃん」ことハローキティです。1974年の誕生以来、その人気は日本にとどまらず、いまや世界中でファンを持つグローバル人材へと成長しました。
国内だけでも数えきれないほどのキティちゃんグッズが存在していますが、その中でも有名なのはキティちゃんとその地の名物がコラボレーションした「ご当地キティ」です。キティちゃんがその地の名物と合体したような着ぐるみを着たものから、もはや体型から完全に別の生き物になってしまっているものまでそのバリエーションは幅広く、彼女の仕事を選ばない社畜っぷりは全世界のキティファンを虜にしています。
かわいいと名高いものだと北海道の「雪うさぎキティ」、ファンキーなものでは京都の「八つ橋三姉妹キティ」、他のキャラクターと融合しているものだと鳥取の「ゲゲゲの鬼太郎キティ」など、そのコラボレーションは常に私たちの想像を超えていきます。なんと、その数1400種類以上!コレクションを始めたら最後、コンプリートまで長い長い道のりが待っているのです。
もちろん、ご当地キティ以外にもキティちゃんグッズは日々大量に生み出されています。タオルやペン、クリアケースなど日用品からアクセサリーまで。少し想像したただけで目眩を覚える人もいるかもしれません。
節操なき仕事ぶりに34.0%の消費者が辟易していた!
そんな仕事を選ばないサンリオ一の社畜・キティちゃんですが、その露出ぶりと奮闘ぶりに節操のなさを感じている人も少なくないようです。がんばっている人に対し、必ず「野党」のような存在が出てきてしまうことは、もはやこの国では避けられないのでしょうか。
以下のアンケート結果を御覧ください。
【質問】
最近のキティちゃんは、コラボレーションしすぎていて節操がなさすぎると思う。
節操がなさすぎると思う:34.0%
節操がなさすぎるとは思わない:66.0%
3人に1人以上がキティちゃんの立ちふるまいに辟易しているという事実が明らかになりました。この割合から「キティちゃんへの風当たりが強い日本社会」と結論付けることはできませんが、その仕事ぶりを少し見直すことを検討してみてもよいかもしれません。
「もはや顔以外に原型をとどめていない」「キティ包囲網から逃れられない」
※画像はご当地&限定キティサイトのスクリーンショット
いったい、回答者はキティちゃんのどういった点に節操のなさを感じているのでしょうか。世に跋扈するキティちゃんに辟易していると回答した人たち34.0%のコメントを一部ご紹介します。
「多すぎて集める気にならない」(29才・派遣・女性)
「有給をとって出かけた誰もいない島国でキティちゃんの看板を見かけたときは、私たちはキティ包囲網から逃れられないことを悟った」(29才・SE・女性)
「各地域のステレオタイプなイメージをあえて引きうけるマスメディア的存在だと思う」(39才・研究職・男性)
「キティちゃんは人ではないのであらゆる場所に同時刻に出現できる。日本でもっとも金を生み出すかわいげのないかわいいヤツという認識」(43才・会社員・男性)
「名古屋で見たえびふりゃ〜(エビフライ)キティちゃんには驚愕した。顔の中心部以外すべて衣で覆われていて、もはや顔以外に原型をとどめていない」(21才・大学生・男性)
「かわいいという記号を必ずしも必要としないほどに拡大成長を遂げたご当地キティビジネスは注目されるべきだと思うが、そのマッチョさにはついていけない」(30才・公務員・男性)
ハローキティとの適度な距離の置き方を模索せよ
どうやら、回答者はキティちゃんに対して一定の評価はしているものの、どうしても一部受け入れられない点があるという認識のようです。コメントにあるように、いまやこの国(世界)に生きていて、キティちゃんと無縁な生活を送ることはできません。
その点を考慮に入れると、仮にキティちゃんの仕事ぶりに辟易していたとしても、そこから目を背けるのではなく、私達が彼女と適度な距離の置き方を模索することが必要なのかもしれません。
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年11月14日(金)~11月16日(火)
対象:全国20代~60代 男性750人 女性750人 計1500人
(文/しらべぇ編集部)
※画像はサンリオ・ハローキティホームページのスクリーンショットです