【成瀬心美の嫌よ嫌よも愛のうち】『ファーストクラス』川島姉妹の心の声に挑戦
2014/11/08 18:00
みなさんこんにちは!成瀬心美です。
さて今回は、いま現在わたしがイチバン好きなもの、ドラマ『ファーストクラス』(フジテレビ系、水曜22時~)の話をさせてください!
前作はファッション雑誌業界、第2シーズンの今作は、アパレル業界に生きる怖すぎるオンナたちの世界を描いているこのドラマですが、わたしがこのドラマで最も好きなのは、ズバリ、名物である“心の声”のシーンです。
特に大好きなのが、前作では菜々緒さん演じる「川島レミ絵」が、今作では歌手のシシド・カフカさん演じる「川島ナミ絵」が語っている、超早口の“心の声”。この2人は姉妹という設定で、菜々緒さんは前作に引き続いてドラマに登場してますよね。この「川島シスターズ」のシーンは、ホントに最高!毎週笑わせてもらって、元気をいただいてます!
そして、今回のコラムでは、わたしが好きな“心の声”を紹介しようと思ったのですが、それじゃありきたりでつまらない!ということで、わたしもこの川島シスターズの早口“心の声”に文章で挑戦してみました!!
ただ、ひとりで考えるのはあまりにも難しかったので、「しらべぇ」の編集さんに多大な協力をいただきました。久しぶりに電子辞書を開いて、まさに「文章と格闘した!」って感じです…。
ドラマを観たことがある人にしか伝わらないと思いますが、かなり時間をかけて頑張ったので、観たことがない人にも楽しんで読んでいただけたら嬉しいです! この愛、菜々緒さん、シシド・カフカさんに届け!(写真は、シシド・カフカさんっぽい過去の写真にしてみました!)
●友だちに長いLINEメッセージを送ったのに、その返信が「OK」というスタンプひとつだけだった時のわたしの気持ち
シンプル・イズ・ザ・ベスト。誰が言ったか知らないが、世の中ではシンプルであることは最も良いとされている。しかーし!わたしは今そなたに、これから会う店の店名、住所、食べログリンク、そして駅からの詳細な道順を送った。「ファミマ2つあるから間違えないでね!」とまで送った。わたしともあろう高貴な人間が、西麻布と麻布十番を間違えるそなたのようなおっちょこちょいな人間の行動をジョン・レノンに匹敵する想像力で計算し尽くし、「大きいほうのファミマの近くだよ!」とまで教えているにも関わらず、送信から2秒後にスタンプひとつで返すというそなたの愚行にわたしは驚愕なのだ。一言で言おう。読んでねーだろ!
●「いつか着る機会があるかも…」と思い、3万円するドレスを買った自分。しかし、いざ家の全身鏡でそのドレスを着た姿を見ると…
ドッヒャーン!諸君、これは自堕落生活と毎日の馬食ゆえに持ち得ることとなった我がわがままBodyが為せる最上の滑稽な奥義である。ドレスを着ているのはわたし。しかし、ドレスはその能力を単体で最大限に発揮しているため、わたしのようなわがまま且つありのままLet It Goバディが放つ雨粒ほどの小ちゃな小ちゃな魅力を駆逐し、ドレスとわたしの主述関係が見事に逆転しているのである。この状況を世間の下々の諸君は、「服に着られている」と表現する。
●「成瀬さん(ここみん)って、Twitterとキャラが全然違うんですね…」と言われた時のわたしの感情
キャラ?そなたよ、キャラとは一体何なのだ。あなた方平民がわたしのTwitterをみて勝手に思うキャラとやらが、お喋り、快活、テンション高めだとするならば、それは傲慢、強引な決め付けと言えよう。わたしはいつも思うがままに生きており、そりゃリアル世界では根っから明るい人見知らない人物をF1ドライバー並みのテクニックで迂回したり、5人以上の人間が集う場においてはそれはそれは見事な能面を決め込んで黙りこくったりするが、それはキャラクターでも何でもなく、単純にわたし自身なのである。しかし、忌憚なくわたしの“キャラ違い”を指摘してくるそなたにひとつだけ言いたい。本当にごめんなさい。
ふぅー、こんな感じです。どうですか?川島シスターズっぽかったですか?
第2シーズンは、前作とはまた違った感じで超絶面白いです。毎週水曜の放送が終わる度に、「あぁ、また1週間待つのか…」と凹むほど。そんな長い1週間の時間を、わたしはさらにオリジナルな“心の声”を考えることで埋めることにします!
(文/成瀬心美)
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