東京がハロウィンパニック…その日、日本文化の町「浅草」はどうなってたのか?
2014/11/04 20:00
「10月31日って何の日?」といえば、“ハロウィン”。もうすっかり定着しましたね。実際、今年の10月31日には様々なところで「ハッピーハロウィン!」というフレーズが飛び交い、飲食店などのショーウインドウにはかぼちゃがゴロゴロ…。昼間にはこんなかわいいお化けが街に現われていました。
若干ひねくれている(?)筆者は、年々世間でハロウィンへのモチベーションが高まっていることに対し、「もういいよ…」という気持ちが高まってきていることが否定できません。この時期、日本はまるで欧米以上に欧米のように…。まさかあの日本文化を象徴する街も…?と不安になり、ある場所に向かいました。
そう、東京の定番観光地である浅草です。欧米要素たっぷりのハロウィンの日に、日本文化を代表する浅草は一体どうなっているのか?調査してみました。
昼間の浅草はいつもの通り、外国人観光客に溢れ、特にハロウィンらしき動きはゼロ。焼き立てのおせんべいや人形焼きのいい匂いが漂い、雷門の前には人力車を引く若者たち。「雷門の提灯がかぼちゃ風にアレンジされていたら日本は終わりだ…」などと思っていましたが、もちろんそんな訳はなく、いつもと変わらず堂々とした和の風貌でした。
しかし、ハロウィンの本番は夜。夜になったら仮装した人たちが現れるかもしれない…。ということで、夜の浅草も調査。
夜になっても浅草には、仮装したお化けは現われませんでした。古き良き街並みを30分程度歩き回ってみたところ、ハロウィンらしき服装の人はまったく見かけず。
唯一、モンスターズインクのサリーの絵柄のマフラーをした中国人らしき人がいましたが、普段使いしていそうな雰囲気だったので、仮装ではないと判断させていただきました。
雷門は夜になっても相変わらず堂々と和風のオーラを放っています。ここで外国人観光客に写真を撮ってほしいと話しかけられたので、「日本は好き?」と尋ねると「YES!」とキラキラした表情で答えてくれました。浅草には、ハロウィンの要素は皆無だったと言っていでしょう。ハロウィン本番であることを忘れたほどです。
一方、渋谷では…
ハチ公前には仮装した若者が溢れかえり、満員電車状態…。この様子を見て、やはり今日はハロウィンだったということを思い出しました。来年2015年の10月31日は、土曜日…。世間のハロウィンムードに疲れてしまったときは、浅草に行ってみることをおすすめします。
(文/しらべぇ編集部・八木彩香)
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