気づけば大増殖!日本でケバブがやけに評価されていることに疑問を持つ人たちの声
2014/10/30 09:10
トルコ・インド・パキスタンといった、中東周辺のお肉料理として有名なケバブ。肉・魚・野菜などをローストして調理した料理の総称として扱われるケバブにはさまざまな種類があり、日本では味付けした肉の塊を回転させながら焼き、削ぎ切りしたドネルケバブが一般的でしょう。
ここ数年、都心では原宿や秋葉原、六本木など街のあちらこちらでケバブ店を見かけるようになりました。たしかに安くて美味しいのですが、最近ではテレビや雑誌で多数紹介され、右を見ても左を見てもケバブ特集。ちょっとチヤホヤされすぎのような気がしないでもありません。
そこで今回は、20代から60代の男女計1500名を対象に、「日本におけるケバブの評価が高すぎると思いますか?」という項目でアンケートを実施しました。むろん、評価されるのは良いことだと思うのですが…。
それでは結果を見てみましょう。男女・年代別の数値をご覧ください。
【男性・年代別】
「日本におけるケバブの評価が高すぎると思う」と答えた人の割合
20代:27.3%
30代:21.3%
40代:24.7%
50代:25.3%
60代:30.7%
【女性・年代別】
「日本におけるケバブの評価が高すぎると思う」と答えた人の割合
20代:24.7%
30代:18.7%
40代:16.7%
50代:24.7%
60代:33.3%
注目すべきは、60代の男女。およそ3人に1人が「ケバブは過大評価だ!」と意思を表明しています。60代男女のケバブ観を探るべく、いくつかコメントを拾ってみました。
「スパイシーすぎて苦手。若い人はああいう味が好きということ?」(60代女性)
「あの肉の塊は毎日新しいものに交換するのか?新鮮さに欠ける気がする」(60代男性)
「街に屋台が出ているけれど、前を通る度に店員さんが声をかけてきて妙に馴れ馴れしい」(60代男性)
「歯が弱いから肉は苦手。しゃぶしゃぶぐらい薄くないと食べられない」(60代女性)
「どんな料理か知りません」(60代女性)
なるほど。「ケバブが過大評価されている」と思っているというよりは、単に馴染みがないだけなのかもしれませんね。ちなみに、全年代からのコメントで多かったのが「独特の香辛料が苦手」というもの。こうした意見はあれど、これだけケバブを扱うお店が増えているのは、それが多くの日本人に愛されている証拠ですよね。
ちなみに、トルコはケバブ、インドとパキスタンはカバーブ、イランはキャバーブと発音するそうです。これら発音の違いを覚えておくと、ケバブ通として評価されるかもしれませんね!
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年10月17日(金)~10月21日(火)
対象:全国20代~60代の男女1500名
(文/しらべぇ編集部・大川竜弥)
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