「標準語習得が早い」「実家を心配される」上京した東北人が感じる“あるある”8選
2014/10/22 15:00
日本全国から人々が集まる大都会・東京。以前、しらべぇでは上京した関西人が感じる「あるある」をご紹介しました。「上京者」と一言でいっても、東京で感じるものや経験は出身地域によって人それぞれ。今回は、上京した東北出身者から話を聞いてわかった「上京した東北人あるある」を8つご紹介します。
■広すぎあるある:そもそも東北とひとくくりにされても、距離が遠すぎてピンと来ない
「東北大会もあるし、東北大学もあるので自分が東北地方出身なのはもちろんわかる。けれどもピンと来ない。青森と福島の距離は東京と大阪よりも離れている。上京して初めて青森の人と話しました」(20代・女性・福島出身)
■標準語あるある:標準語はわりとすぐに話せるようになる。特に女子の習得早すぎ!
「上京後すぐに同窓会をしたら、女子がカンペキに標準語になっていてビビった。地元に住んでいたときは訛ってないと思ってましたが、上京後に訛りを指摘されまくって標準語になりました。『東北弁』というわけのわからない呼ばれ方もよくされましたね」(30代・男性・山形出身)
■県内あるある:そもそも、県内が広すぎてあまり連帯感がない
「青森の津軽と南部では文化もイントネーションも違います。が、ひとくくりにされがちです。ほかにも福島の浜通りと会津や、山形の庄内と置賜も違う文化だと聞きます。にもかかわらず、東北以外の人からは同じ○○県出身と呼ばれがちです」(40代・男性・青森出身)
■電車あるある:電車のドアを手で開けていたことを話すとビビられる
「電車のドアは手で開けたりボタンを押して開ける地域に住んでいたのだが、その話をすると、めちゃくちゃ驚かれる。『手で開けるって怪力じゃない!?』と言われることがあるが、女子でもちゃんと開けれますから!」(20代・女性・宮城出身)
■甲子園あるある:最近地元の高校が強すぎてビビる
「少し前まで東北の高校は初戦で敗退が多いイメージでした。ところが、最近では東北の高校が当たり前のようにベスト8に入っていてビックリです。おかげで東京の居酒屋では『福島県と言えば聖光学院!』と言われることが多いですね」(30代・男性・福島出身)
■コンビニあるある:コンビニでおにぎりを買っても「温めますか?」と聞かれない
「東京の友だちが福島に遊びにきたとき、コンビニ店員の『おにぎり温めますか?』の質問にめちゃくちゃ驚いていた。当初、私は東京が温めないことに驚きましたが」(40代・男性・福島出身)
■タレントあるある:地元の文化センターに来ていた有名人そっくりさんを東京ではめっきり見かけなくなる
「子どものころ、親に連れられて行った文化センターのイベントで松田聖子さんのそっくりさんを見ました。上京後、その存在など忘れかけていたのですが、新宿にあるキサラという劇場で久々に彼女を見て妙に落ち着いたことを覚えています」(30代・女性・岩手出身)
■心配あるある:出身地を「東北」と言うと実家のことをやけに心配してくれる
「震災以降、東北出身というだけでやけに心配されます。太平洋側か日本海側か、秋田か福島か、などにかかわらずひとくくりで東北のことを心配してくれますね。正直、いまだに気にかけてくれる人がいるのは嬉しいです」(20代・男性・秋田出身)
東北からの上京者の割合は、九州や関西などの他地域に比べて高いこともあり、東北人同士で「上京あるある」が語られる機会も少なくないようです。東北在住の上京予定者の方は、予習を兼ねて本記事を何度も読み返してみれば充実した東京ライフを過ごせるかもしれませんね。
(文/しらべぇ編集部)