2週連続上陸は10年ぶり!「台風一家」と言いたくなる気持ちもわかる?
この連休も、日本列島に台風がやって来るようです。しかも、今度の19号は猛烈な強さの「スーパー台風」。
気象庁の定義では、最大風速が秒速54mを超えると「猛烈な」、ハワイにある米軍の合同台風警報センター(JTWC)は、風速66.8m/s(130ノット)を超えたものを「スーパー台風」と呼んでいます。
JWTCが発表した警報28号によれば、日本時間10月9日21時の風速は66.8m/s、最大瞬間風速82.2m/s。日本では最大風速17m/sを超えると台風と呼ばれますので、これはちょっと想像を絶する勢いです。
(参考:JWTC)
さて、台風といえばよく聞く言葉が「台風いっか」。「ずっと“家族のこと”だと思っててさぁ」といった話を聞くことがありますが、実際のところ、どうなのでしょう?
しらべぇ編集部では、アンケートサイト「マインドソナー」を使い、「『台風いっか』は『家族』のことだと思っていた人」の割合を調べてみました。
469人中131人。幅広い年代に聞いたわりには、意外にも多くの人が「一家派」だったようです。なぜなのか?その理由を、やや強引にではありますが、編集部なりに知恵を絞って想像してみました。
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1.次々やってきて「家族連れ」みたい説
日本列島に上陸する台風の数は、平均2.7個(気象庁発表/1981〜2010年の平均値)。それほど多くはないわけで、2週連続で上陸するとしたら、2004年以来となります。
今年は8月に台風12号が接近、その後すぐに11号が上陸と続いたこともありました。このように、連れ添う姿が家族のように思えたのかもしれません。
2.台風のときは「男性が頼れる」説
「台風一家だと思っていた率」は男性25%に対して女性は31%と若干高くなっています。いつもはだらしないパパや息子も、こういう折りには大黒柱のように頼もしく感じられる。だから、女性は期待を込めて「一家」と思っていた、とも読み取れるでしょうか。
3.ひとり家にこもっていると「家庭を夢見る」説
「一家派」は、40代以降では20.0%なのに対して、10〜20代では42.7%と倍以上。強い雨と風で出かけることもできず、家にこもっている若者たちは、暖かい家庭をうらやましく、もしくは実家を懐かしく思うのかもしれません。
一方、台風のときまでも家でこき使われる中年世代は、「一家なんてとんでもない!」と感じる人が増えるとも考えられます。
4.ちゃんと「映画」もある説
※画像は映画『台風一家』公式サイトのスクリーンショットです
27.9%の「一家派」のみなさんは、これで確信を得たのかもしれません。「台風一過」という映画は、今のところ存在しませんが、「一家」は映画化されてますから。
余談ですが、「たいふう」と聞くと「タイ料理(タイ風)」を想像する人の割合も合わせて調べたところ、こちらは12.3%でした。日本語って、難しいですね。
参考:Joint Typhoon Warning Center/気象庁台風情報
(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト イラスト/佐野研二郎)
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