「今日はお買い物ですか?」飲食店員の声かけ行為が苦手な20代女性は63.4%!
2014/10/05 15:00
飲食店の評価は、提供される料理の味はもちろんのこと、お店の雰囲気や店員のサービスなどさまざまな要素が加味されて総合的に決められると言われます。
たとえば、おしゃれなカフェでは店員さんが仲良くお客さんと談笑している姿を見かけることがありますよね。このようなフレンドリーな関係性は、お店の雰囲気を形作ることにもつながります。これに魅力を感じた人たちがリピーターとなり、そのお店の「ファン」になっていくわけです。
今回は、そんな飲食店スタッフとお客さんの関係にかんするある調査結果をご紹介します。
【質問】
初めて入った飲食店で店員から話しかけられることは苦手ですか?
・苦手である:45.9%
・苦手ではない:54.1%
お客さんへのフレンドリーな話しかけ行為は、意外にもおよそ半数の人からの支持を得られていないようです。さらにこの結果、世代・性別で見ると興味深い傾向を見つけることができました。
【世代・性別】
初めて入った飲食店で店員から話しかけられることが苦手な人の割合
・20代男性:54.6% 20代女性:63.4%
・30代男性:48.5% 30代女性:51.2%
・40代男性:48.6% 40代女性:46.8%
・50代男性:41.4% 50代女性:34.3%
・60代男性:32.4% 60代女性:39.6%
若い世代(20~30代)では、男性よりも女性のほうが店員さんから話しかけられることを苦手とする人が多かったのです。特に、20代女性でその数は6割を超えています。
そんな若い女性たちによる、店員さんからの声かけ行為に対するコメントをご紹介します。
画像をもっと見る■「頭の中が真っ白に」「一気に緊張感が高まる」動揺する女性たち
「オシャレな雰囲気で知られるチェーンのカフェで注文を終えたあと、店員さんからいきなり『今日はお買い物ですか?』とニコニコ笑顔で話しかけられた。まさか話しかけられるとは思わなかったので、どうしてよいかわからず頭の中が真っ白に。以来、そのカフェには足を運べなくなっています。コミュ力が高い人しかあのカフェには行けないと思います」(20代・女性・介護職)
「パソコンを広げて作業をしていたところ、新商品の試飲をすすめられた。そこまでは問題なかったのだが、紙コップを受け取ったあと『お仕事がんばってください』と言われて一気に緊張感が高まった。見られているんだ、という意識がつきまとって以降、仕事に集中できなくなった」(20代・女性・営業職)
「安くておいしいという評判の居酒屋に彼氏と足を運んだときのこと。名物店主と呼ばれるおばさんが料理を運んでくるたびに、彼氏に向かって『よっ!イケメン!男前!』と話しかけてきた。コミュニケーション能力は圧倒的におばさんのほうが上。おばさんに恋人を奪われるかもしれないという危機意識が高まって食事どころではなかった」(20代・女性・フリーター)
「秋葉原で買い物を終えてカフェに入ったときのこと。初めて入ったシアトル系のコーヒーチェーン店で、私が抱えていた紙袋を見た美人店員さんが一言。『そのアニメ私も大好きなんです!お買い物ですか?』。言われた途端、恥ずかしさのあまり店を飛び出した」(20代・女性・書店員)
「お店側はよかれと思って客とフレンドリーに接しているのだろう。だが、四国の限界集落出身の私にとっては脅威以外の何物でもない。見知らぬ他者と触れ合うことが強いられる都市的コミュニケーションに馴致できない私のような人間は、大都会では疏外され続けます」(20代・女性・大学院生)
女性たちの回答からあきらかになったのは、初めて入ったお店で店員さんから話しかけられると、緊張と動揺を強いられるのでやめてほしい、ということでした。飲食店ではプライベートな時間を過ごしたいので、店員さんは放っておいてほしいということでしょう。
今回の回答者のように、店員さんから話しかけられるのが苦手だという人は、ネットの口コミサイトを眺めるなどして、話しかけられないように慎重な店選びが求められるのかもしれません。
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年9月19日(金)~9月22日(月)
対象:全国20代~60代の男女計1500名
(文/しらべぇ編集部)
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