つらさを越えた先に… 1週間断食を続けたらどうなるのか?経験者に聞いてみた

danjiki

近頃、「断食ダイエット」なるものをネットなどで目にしたことはありませんか? 身体がスッキリする、栄養失調になるのでおすすめできない、など賛否両論の意見が飛び交っています。

ダイエットを意識してあまり食事をとらず、ほぼ断食状態になっている女性も増えているとか…。最近では、AKB48の高橋みなみさんも栄養失調と診断されたことを公表しました。

もし断食を続けた場合、身体にどのような変化が起こるのでしょうか? そこで今回は、過去に“1週間断食”にチャレンジしたというAさん(女性・23歳)にインタビューしてみました。

― 断食をしようとした思ったきっかけをおしえてください。

「『大人の怪しい実験室~都市伝説の検証~』(川口友万著、データ・ハウス)という本のなかにあった“断食でハイになる”という項目に目を引かれました。その本には、“1週間断食を体験した著者が6日目、身体の中から精気のようなものが出て、身体も軽く、気も軽く、空腹感もなくなって素晴らしい気分と体調を経験した”と書いてあったんです」

ここからは、日を追いながら体験談を語っていただきました。

「さすがに死にたくはないので、飲みものはOKとして断食をスタートしました。1日目は、食べるクセがついているのでつい食べてしまいそうになりましたが、断食を始める前に友人の何人かに宣言することで強い意志を持つことができました。朝のスタート時ではかなり意気込んでいたのですが、寝るときに明日から6日間なにも食べないのかと思うと急に不安になりました」

・2日目 

「お腹が空いて早く目が覚めました。何か他のことをしていても食べ物のことばかりが頭に浮かびました。ラーメンとか焼肉とか料理の名前にすごく敏感になっていました」

・3日目

「また早く目覚めてしまいました。とりあえず落ち着かず、他の作業をする気にもなれず、1日中クックパッドを見ていました。それ以外はあまり覚えていません」

・4日目 

「5時前に目覚め、どうせ起きていても落ち着かないのでもっと寝ようと思ったのですが、全く寝られませんでした。首の後ろに違和感があり、触ってみるとゴーヤ並みのぶつぶつが…。よく見たら手にもぶつぶつができていました。ここで断念しようと考えましたが、何もないまま終わりたくないと思い、続行しました。今考えると、結構危険な状態ですよね」

・5日目

「なんだか頭がフラフラしていましたが、それがフワフワという感覚に変化し、徐々に身体が軽くなっていくような感じでした。相変わらずこの日もクックパッドを見ていました」

・6日目

「朝起きると、なんだかよくわかりませんが、ハイテンションになっていました。なにか作業をするにしても集中力が半端じゃないと感じました。もうすぐ終わるという高揚感からなのか、断食の効果なのかはわかりませんが、とりあえず精気はみなぎっていました。今まで弱っていたのが嘘のようでした」

・断食終了

「終了後、最初に食べたおかゆはこの世のものとは思えないくらいのおいしさで、その感動は今でも覚えています。断食をしてわかったことは、なぜか口が臭くなること、トイレの回数は1日1回になること、睡眠が減ること、体重が減ること、ですかね。本に書いてあったハイテンションになるというのは実感できたと思います。そして、全身に蕁麻疹が出たので、とりあえず急いで病院へ行きました」

Aさんは本に書いてあった通り「ハイになれた」ようで満足そうでしたが、「もう二度とやらないと思う」とおっしゃっていました。やはり断食は辛いということは間違いなさそうです。みなさんは、もしやるとしてもくれぐれも無理をしないようにしてください。そして、無理なダイエットによる栄養失調にも気をつけましょう。

(文/しらべぇ編集部・八木彩香


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Sirabee編集部

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