歩道橋フェチにはたまらない!?全然使われない、個性満点なタイの歩道橋たち

日本では、朝の情報番組などで、遮断機が降りた状態が長時間続き通行が困難な踏切、通称「開かずの踏切」がよく取り上げられますよね。筆者が在住するここタイでその話題を思い出すのは、道路を横断する時です。

たとえ横断歩道があったとしても、歩行者用の信号はなく、行き交う車は容赦ありません。いつになったら渡れるのか…。見知らぬタイ人にひたすら密着して一緒に渡るなど、かなりのスリルを味わうことになります。

「歩道橋作ればいいのに…」

そう思うのは、筆者のような日本人の発想。どうやらタイ人は、歩道橋が嫌いらしいということが、最近判明してきました。どれだけ猛スピードでクルマが行き交う道路であっても、たとえ近くに歩道橋があっても、それを使わず果敢にも道路の横断を試みるタイ人の姿をよく目にするのです。

そこで、今回はあまり活躍していないタイの歩道橋にスポットをあててみました。

タイに来て9ヶ月となった筆者は、大抵のことには慣れてきました。最初は「おかしい」と感じたものが、徐々に普通になりつつあることに危機感を覚え始めています。

ですが、この歩道橋にはビックリ! 歩道のど真ん中に歩道橋の階段がドーン! 歩道の道幅いっぱいです。歩道を歩く人のことを考えずに作ったとしか思えません。いや、むしろ歩道橋自身が、「歩道橋を渡ってくれよ」と誘導しています。

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そしてこちらは、建物の入り口に繋がる階段と密着する歩道橋の階段。歩行者は平らな歩道を歩けない状態となっています。アピール度は抜群ですね。

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そして最後は、この歩道橋。大人1人分という幅の狭さであるにもかかわらず、真ん中で線が引いてあります。すれ違えない幅ですが…?! 対向者への気遣いの必要性を感じさせます。

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あまり人に使われていないタイの歩道橋は、個性満点!! 道路を安全に横断する目的以外で今後も注目していきたいです。

(文/しらべぇ海外支部・hiroko)

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Sirabee編集部

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