そもそもリバウンドの仕組みってご存知?リバウンドを予防する3つの方法を紹介
2014/07/16 15:00
ムリして追い込んでダイエットして、油断した結果リバウンドし始める…。そんな人が続出する時期ですね。
「ダイエット」と「リバウンド」はセットでよく耳にするものですが、ダイエットとリバウンドを繰り返すと、どんどん太りやすく痩せにくい体質になることがわかっていますので要注意です!
では、そもそも何故リバウンドは起こるのか? について紐といていきましょう。
■リバウンドが起こる理由
リバウンドをするうえで大きく関係しているのが、人間が持つ「環境の変化に適応する能力」です。
私達がダイエットによって摂取カロリーを減らす、食生活を変える、また、これらによって体重を急激に減少させたりすると、体内では大きな変化が生じることになります。すると人間の体は、生命維持のために何とか環境の変化に対応すべく、少ない摂取カロリーでも生活できるようにエネルギー消費量を減らしたり、骨量や筋肉量を変化させたり、体重の急激な変化をおさえたりしはじめるのです。
しかし、私達はこのような適応能力が発揮されている状態だとも知らずに、「なかなか体重が減らない(=つまり停滞期)」と焦って、ダイエットを止めてしまうことが多々あります。すると、エネルギー消費が以前より減少しているところに、以前と同じ食事量を摂取するので、当然余分な脂肪が蓄積される=リバウンドが起こってしまうのです。
■リバウンドを予防する3つの方法
リバウンドの幅を極力おさえ、予防する方法3つをご紹介していきたいと思います。
1;筋肉量を増やし基礎代謝をUPさせる
極端な食事制限により筋肉量が減ってしまうと基礎代謝が落ち、脂肪が燃焼しづらい体質になってしまうもの。筋肉を増加させるためにも、適度な運動を行ったり、脂身の少ない肉や大豆といったタンパク質を積極的に摂取するよう心がけましょう。
2:短期間で体重を減らさない
1ヶ月の体重減少の目安は体重の5%以内にしましょう。短期間に体重を減らせば短期間で体重は戻りやすい、つまり、リバウンドしやすいといえます。
3:継続可能なダイエット、正しい食生活をする
骨量を減少させないために、過激and間違った食事制限は止め、栄養バランスのよい食生活を習慣にすることが大切です。停滞期に入ったとしても1ヶ月以上(理想は3ヶ月)はダイエットを諦めずに続けましょう。続けられるダイエット方法を選択することもリバウンド防止には重要といえます。
■リバウンドしやすい3つのダイエット法
以下のダイエット法は、リバウンドしやすいばかりでなく、心身ともに健康を損ねる恐れがあるので、注意してください。
1:長期的な断食など極端な食事制限
ただ単に体重を減らす=減量という意味では結果が出やすいのは当然ですが、最低限必要な栄養素を摂取できず筋肉量が低下するため、基礎代謝が落ちてリバウンドしやすい方法です。
2:単品ダイエット
りんご、ゆで卵、グレープルーツなど、単品の食品のみを食べ続けるダイエットは、必要な栄養素が摂取できず、やはりリバウンドを招いてしまいます。
3:下剤等の服用
食べたものをすぐに排泄すれば体重は減りますが、これは本当の意味でダイエットが成功したわけではありません。服用を続けたり量を間違えたりすると脱水症状となり、健康にも被害を及ぼします。
正しいダイエットこそが成功への近道です! 正しい知識を身につけ、健康的なダイエットで理想の体を手に入れましょう!
(文/ダイエットエキスパート・和田清香)
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